内容説明
本書は、思春期自傷行為や自殺行動にとくに効果のある「弁証法的行動療法(DBT)」についての最新の解説書(技法マニュアル)である。自傷と自殺だけでなく、境界性パーソナリティ障害、うつ病、薬物乱用、摂食障害、行為障害、不安障害等、さまざまな問題を抱えた思春期患者に応用可能な治療プログラムが詳しく紹介されている。巻末には、スキル訓練やマインドフルネス練習のためのパンフレットやプログラムなど、臨床に役立つ豊富な付録も収録されている。
目次
思春期の自殺行動―誰がもっとも危険が高いのか?
自殺の危険の高い思春期患者に有効な治療法とは何か?
弁証法的行動療法―治療の段階、主な目標、戦略
弁証法的行動療法プログラムの構成―その機能と様式
思春期患者の弁証法的ジレンマ―二次的な治療目標に対する働きかけ
思春期患者の評価―自殺の危険、診断、治療への適合性
思春期患者と家族に対する治療と治療への関わりのオリエンテーション
思春期患者に対する個人精神療法
家族を治療に含める
思春期患者に対するスキル訓練
治療効果の判定,卒業グループ,治療の終結
プログラムの問題点
思春期患者のためのマイルドフルネス練習
「中道を歩む」:講義と討論のポイント
「中道を歩む」スキルのパンフレット
著者等紹介
高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1953年、東京生まれ。1979年、金沢大学医学部卒。医学博士、精神科医。1987~88年度、フルブライト研究員(UCLA)。2002年より防衛医科大学校・防衛医学研究センター・行動科学研究部門・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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