境界性パーソナリティ障害―クリニカル・ガイド

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  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772409025
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

内容説明

著者は、境界性パーソナリティ障害(BPD)概念の構築に深く関わった人物としてわが国でもよく知られているが、その後20年にわたる臨床研究を経て、統合的なBPD治療論としてまとめられたものが本書である。本書の大きな特徴は、どれかひとつの治療様式が絶対的なものとなるわけではないという認識に基づいて書かれていることである。著者は診断、治療目標、治療計画、適切なケアのレベルといった治療の流れについて述べるとともに、薬物療法、認知行動療法、弁証法的行動療法、家族療法、対人関係集団療法、個人精神療法といったさまざまな治療様式について詳細に記し、それらを併用することの有効性を説く。

目次

境界例の診断
鑑別診断―重複、微妙な差異、そして治療との関わり
治療の概要
ケース・マネジメント―プライマリ臨床家
ケアのレベル―適用、構造、スタッフの配置
薬物療法―臨床実践
薬物療法―薬物の選択
認知行動療法―弁証法的行動療法、認知療法、そして心理教育
家族療法
対人関係集団療法
個人精神療法 第1段階―治療の開始
個人精神療法 第2、3、4段階―変化の過程
将来の検討事項

著者等紹介

黒田章史[クロダアキノリ]
1956年東京に生まれる。1982年筑波大学医学専門学群卒業、東京医科歯科大学医学部精神医学教室にて研修。都立多摩老人医療センター、都立松沢病院を経て、2000年杉並区荻窪にて黒田クリニックを開設。専門は境界例を中心としたパーソナリティ障害、摂食障害などに対する、家族面接を用いた治療(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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