内容説明
本書は、若い精神科医、看護者やコメディカルの人々のほか、他科の医師、学生に精神医学を正しく伝えることを目ざしている。症例を豊富に挿入し、読みやすさのために本文中には横文字を一切使用せず、詳細な索引に英語とドイツ語を付した。また、国際分類やDSM―3にも触れて、コンパクトでアップ・ツー・デイトなテキスト・ブックとなっている。
目次
第1章 精神医学における基本問題(正常と異常;生活史;疎通性(ラポール)
病識と病感
統一体としての人間
発達段階とその主な特徴
精神障害の原因
患者の見方と接し方
精神医学の学派
予診のとり方)
第2章 症状の説明(感覚と知覚の障害;観念連合の障害;妄想;見当識の障害(失見当)
知能障害
感情障害
記憶障害
意識障害
自我障害
行動障害(精神運動性の障害)
性格テスト)
第3章 種々の精神障害(精神分裂病;感情病、そううつ病;分裂感情病、分裂病様精神病、非定型精神病、反応性〈心因性〉精神病;てんかん;症状精神病;脳器質性精神病;中毒性精神病;老人の精神障害;小児の精神障害;青年期の精神障害;神経症(ノイローゼ)とその関連領域
人格障害〈性格異常
性格神経症
精神病質〉
精神遅滞、精神薄弱)
第4 その他(治療;精神衛生;精神障害と法律)
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- 和書
- 揺れる想い