出版社内容情報
地球規模から国・地方・市町村レベルまでさまざまな地域(場所)のスケールと位置の違いに注目。経済発展はなぜ特定の場所から起きるのか、発展に格差が生じるのはなぜか、具体例を挙げて解説する。発展が遅れた地域はどのような条件があれば発展できるのか、現象を理解し格差是正の方策を共に考えたい。
【目次】
第1章 経済地理学とはどんな学問でしょうか?
1.1.経済を回す
1.2.モノやサービスを調達するための3つの方法
1.3.経済とは社会の統合を可能にする仕組み
1.4.社会の経済的統合と地理との密接な関係
より深く学ぶために/注/文献
第2章 場所・地域の類型論と経済地理学の視点
2.1.類型論の有効性
2.2.経済地理学における伝統的な類型論
2.3.都市という類型
2.4.世界システム論における場所の類型
2.5.中核・周辺・半周辺という概念の経済地理への適用
2.6.「フローの空間」と「場所の空間」
2.7.場所の経済発展を説明する経済学の論理
より深く学ぶために/文献
第3章 地球規模の世界における諸国間の経済格差
3.1.富裕国と貧困国の格差に関する著名歴史学者の認識
3.2.最富裕国との経済格差を縮める国々とそうでない国々
3.3.世界を富裕度に即して2つに分けた場合
3.4.産業化が実現するための諸要因
3.5.20世紀後半以降の世界各国間の経済格差
より深く学ぶために/注/文献
第4章 産業化はなぜイギリスで始まったのでしょうか?
4.1.産業化の意味と意義
4.2.産業化が実現するための諸条件
4.3.最初の産業化がイギリスで実現した理由
4.4.農村地域での工業都市の形成
4.5.経済発展の諸要因
4.6.日本の産業化に関するランデスによる説明
より深く学ぶために/注/文献
第5章 なぜ豊かな国と貧しい国が併存するのでしょうか?
5.1.主要な産業部門に着目する見解
5.2.開発経済学の知見
5.3.ピーター・ディケンのグローバルシフト論
5.4.トマ・ピケティの所説からのヒント
より深く学ぶために/注/文献
第6章 なぜ国の中に豊かな地域と貧しい地域が併存するのでしょうか?
6.1.循環的・累積的因果関係の原理
6.2.地域の盛衰を左右する都市の存在
6.3.進化する経済地域という考え方
6.4.大都市が豊かとは限りません
より深く学ぶために/文献
第7章 都市に盛衰の違いがあるのは何故でしょうか?
7.1.クリスタラーの中心地理論
7.2.ブライアン・ベリーの中心地盛衰論
7.3.都市の経済基盤
7.4.首位都市に関する仮説
7.5.ジェイン・ジェイコブズの都市経済論
7.6.ディヴィド・ハーヴェイの都市経済論
7.7.大都市内の地区間格差
より深く学ぶために/注/文献
第8章 産業集積と知識創造
8.1.産業集積への着目の理由
8.2.イノベーションの意味
8.3.イノベーションと産業集積
8.4.産業集積地域でのイノベーションと知識創造
8
目次
第1章 経済地理学とはどんな学問でしょうか?
第2章 場所・地域の類型論と経済地理学の視点
第3章 地球規模の世界における諸国間の経済格差
第4章 産業化はなぜイギリスで始まったのでしょうか?
第5章 なぜ豊かな国と貧しい国が併存するのでしょうか?
第6章 なぜ国の中に豊かな地域と貧しい地域が併存するのでしょうか?
第7章 都市に盛衰の違いがあるのは何故でしょうか?
第8章 産業集積と知識創造
第9章 日本における経済力の地域間格差
第10章 周辺としての東北地方と九州地方における産業集積
第11章 鹿児島県における茶業の発展と中小製造企業の貢献
第12章 躍進した栃木県経済
第13章 環境経済地理学という新しい動向
著者等紹介
山本健兒[ヤマモトケンジ]
1952年新潟県生まれ。1970年新潟県立長岡高等学校卒、1974年一橋大学社会学部卒、1976年東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程修士課程修了、1980年同大学院博士課程単位取得退学、1993年学位(博士(理学)東京大学)取得。1980年高知大学人文学部専任講師として入職し、法政大学経済学部助教授・教授、九州大学経済学研究院教授を経て2017年九州大学名誉教授。その後、帝京大学経済学部地域経済学科教授として勤務し2022年退職。1977年から2016年までの間にドイツ学術交流会(DAAD)、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団(Alexander von Humboldt‐Stiftung)、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞などの支援を得てミュンヘン工科大学、ゲアハルト・メルカートーア大学(デュースブルク)、地誌学研究所(ライプツィヒ)、ハイデルベルク大学などで研究に従事。2004年10月にドイツのAkademie f¨ur Raumforschung und Landesplanung(地域研究・国土計画アカデミー 現在のAkademie f¨ur Raumentwicklung in der Leibniz‐Gemeinschaftライプニッツ協会における地域発展アカデミー)通信会員として任命され現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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