内容説明
本書では、時代の変化とこれからの地域づくりを踏まえ、「大都市化・分都市化」の理念による空間革命と市町村合併の関係を論じつつ、空間の科学・空間的枠組みから市町村合併の今日的意義について考えてみる。また、主に群馬県内諸地域、とりわけ県央地域といわれる前橋・高崎両市とその周辺を具体例として取り上げる。
目次
1 時代の大転換期が後押しする「平成の大合併」
2 情報化社会は大都市化・分都市化の時代
3 「明治・昭和の大合併」の時代背景と意義
4 情報化社会への基盤づくりとしての「平成の大合併」
5 何のために合併をするか―合併の評価軸
6 夢のある地域づくり・市町村合併には何が必要か
7 時代の変化に応える自治体の空間的枠組み―合併の型
8 国土構造を変革する水平ネットワーク型大都市の構築
9 「平成の大合併」後の地方を活かす国づくり
10 サラリーマン社会から起業家・町衆社会へ
著者等紹介
戸所隆[トドコロタカシ]
1948年群馬県に生まれる。1974年立命館大学大学院地理学専攻修士課程修了。1974年立命館大学文学部地理学科助手。1978年同助教授。1989年同教授。1996年高崎経済大学地域政策学部教授、現在に至る。現在、高崎経済大学附属地域政策研究センター・所長。文学博士。著書に、『都市空間の立体化』(古今書院、第10回日本都市学会賞受賞)など
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