内容説明
これは年齢をかさねることについて考えていく本、わたしたちみんなのための本である。
目次
第1部 老いゆくこと(闇へ向かう道としての老い;光へ向かう道としての老い)
第2部 世話すること(自己に向かう道としての世話;他者に向かう道としての世話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
98
読みながら、感動で胸が震えた。老いについて、これほど深い洞察を示してくれる本は少ないと思う。著者のナーウェンはカトリックの有名な司祭。心理学とキリスト教を融合させた著書で知られている。第一部には老いにきちんと向き合う重要性が書かれる。老いから目をそらそうとする現代社会の傾向が批判されている。抽象的な書き方ではなく、具体的な人物を取り上げて老いについて語っていくので、分かりやすいし、人間的な温かみがある。例えば、作者が少年時代に会ったアパートのおばあさんの話は、胸を打つ内容だ。優しさが体全体から→2018/02/10
-
- 和書
- 結婚慶弔一切の心得