内容説明
『ラ・フォンテーヌの寓話』は、17世紀フランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌが書いた寓話集です。それは、教訓的な内容を擬人化した動物などに託して語る物語で、その多くがイソップのお話をもとにしています。ラ・フォンテーヌは、寓話を詩の形で書き、当時のフランス皇帝ルイ14世の、6歳の王太子に捧げたといわれます。この寓話集は多くの人の心を捉え、シャガールやレオポルド・ショボー等、何人もの有名な画家が挿絵をつけました。アンドレ・エレもその一人で、25話を選んで絵本に描きました。本書は、このフランスで出版された絵本を基に、マーガレット・ワイズ・ブラウンが散文で英語に再話・編集したアメリカ版『ラ・フォンテーヌの寓話集』を訳したものです。
著者等紹介
エレ,アンドレ[エレ,アンドレ] [Hell´e,Andr´e]
1871~?フランスの挿絵画家、絵本作家。新聞や雑誌の漫画に始まり、ドビュッシーの曲に絵を付けた楽譜の絵本『おもちゃ箱』や、『ノアのはこぶね』など、美しい絵本を残した。また、布地や壁紙の図案や玩具等、子ども用品の制作、子ども部屋の設計、舞台装置など、多方面で活躍した
ブラウン,マーガレット・ワイズ[ブラウン,マーガレットワイズ] [Brown,Margaret Wise]
1910~1952。米国の児童文学作家、児童書編集者。絵本のテキスト作家として、1930年代から40年代にかけてのアメリカの絵本黄金期を担った一人
あべきみこ[アベキミコ]
阿部公子。上智大学文学部英文科卒。(公財)東京子ども図書館勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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