内容説明
機能性食品は、わが国の科学技術の中で数少ない特筆すべきコンセプトの提唱であり、わが国でなければなし得なかった創造である。と同時に、21世紀の人類の健康に大きく貢献させるためには、その生命線ともいうべき生理機能、すなわち食品機能の、より科学的な研究法が必要不可欠である。本書は、21世紀を真に豊かで健全な食の世紀にするために、より科学的かつ体系的研究を、最も厳密な研究法のもとに展開したものである。
目次
1 はじめに
2 食品機能について
3 機能性研究(栄養機能;感覚機能―二次機能;生体調節機能―三次機能)
4 機能性食品成分の分離・構造決定
5 あとがき
著者等紹介
篠原和毅[シノハラカズキ]
昭和42年3月九州大学農学部農芸化学専攻卒業。昭和47年3月農学博士(九州大学)。昭和47年4月九州大学農学部助手。昭和61年4月農林水産省食品総合研究所。昭和61年10月農林水産省食品総合研究所食品保全部食品添加物研究室長。平成3年10月農林水産省食品総合研究所食品機能部機能成分研究室長。平成4年12月農林水産省食品総合研究所企画連絡室企画科長。平成7年4月水産庁中央水産研究所利用化学部長。平成9年4月農林水産省食品総合研究所食品機能部長、現在に至る
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