出版社内容情報
学校では詳しく習わないが,円滑なコミュニケーションに不可欠な「指示表現」の使い分け.英語学習者が習得できるのか,談話の読解実験と産出実験で検証する.
我々は文内で人を指す際に,代名詞や名詞などの「指示表現」を使用する.母語話者は談話の文脈によって表現を使い分けるが,第二言語学習者にも同様の傾向は見られるだろうか.中国語または日本語を母語とする英語学習者が,英語の談話の読解・産出時にどの表現を好むかを,英語・中国語・日本語における母語話者の使い分けと比較して考察する.
内容説明
我々は文内で人を指す際に、代名詞や名詞などの「指示表現」を使用する。母語話者は談話の文脈によって表現を使い分けるが、第二言語学習者にも同様の傾向は見られるだろうか。中国語または日本語を母語とする英語学習者が、英語の談話の読解・産出時にどの表現を好むかを、英語・中国語・日本語における母語話者の使い分けと比較して考察する。
目次
第1章 談話処理と第二言語学習研究
第2章 母語話者による指示表現の使用
第3章 母語話者による指示表現の読解
第4章 母語話者による指示表現の産出
第5章 第二言語学習者による指示表現の読解
第6章 第二言語学習者による指示表現の産出
第7章 談話情報の種類と指示表現の産出
第8章 指示表現習得研究の課題
著者等紹介
宮尾万理[ミヤオマリ]
立命館大学産業社会学部准教授。専門は第二言語習得、心理言語学。米国ハワイ大学大学院第二言語研究科において、博士号(PhD in Second Language Studies)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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