出版社内容情報
いま求められる地方自治体の中のスポーツ政策
人口減少、超高齢化の動向のもと、社会的にも経済的にも多くの問題が存在する地方にあっては、寛容性と尊厳を促進し、個人やコミュニティ能力強化に寄与するスポーツは地域活性をもたらすと期待される。しかし、果たして住民の意向や地域の実情を踏まえ、スポーツ価値について自治体としての理念を持った独自のスポーツ政策の展開は見られるのか。日本体育・スポーツ政策学会の研究者が、人々の暮らしや地域の社会・経済におけるスポーツ価値の実現を目指し、自治体の様々な政策の実像に迫る。
横山勝彦(日本体育・スポーツ政策学会会長、同志社大学教授)
目次
第1章 地方自治制度と地方分権改革
第2章 スポーツにおける国と地方の役割
第3章 自治体におけるスポーツ政策ネットワーク
第4章 自治体におけるスポーツ政策体系
第5章 子どもとスポーツ
第6章 地方におけるスポーツの振興
第7章 競技スポーツ政策
第8章 スポーツと地域活性化
第9章 スポーツと健康福祉
第10章 プロスポーツと地方
著者等紹介
成瀬和弥[ナルセカズヤ]
筑波大学体育系助教。専門領域は、スポーツ政策学
真山達志[マヤマタツシ]
同志社大学政策学部教授。専門領域は、行政学・政策実施論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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