出版社内容情報
デビッド・B. タイアック[デビットビータイアック]
著・文・その他
中谷 彪[ナカタニカオル]
翻訳
岡田 愛[オカダアイ]
翻訳
内容説明
アメリカ教育史研究に新しい解釈を提示した名著。19世紀の村の教育システムから20世紀の大都市の教育システムへと発展してきた背景には、常にThe One Best System(最良のシステム)を求めようとしたアメリカ国民の教育に対する熱望があった。アメリカ教育史研究に革命を起こした名著の本邦初の翻訳。
目次
第1章 小宇宙における最良のシステム―村の教育におけるコミュニティと合併(コミュニティとしての学校と学校としてのコミュニティ;「村の学校の問題」と専門職の力)
第2章 村の学校から都市の制度へ―19世紀における官僚化(ふくらむ村々と調整の必要;最良のシステムの創出 ほか)
第3章 多元主義の政治―19世紀のパターン(批評家と反対者;統制の構成 ほか)
第4章 中央集権化と企業モデル―都市学校の統制の競争、1890‐1940(兼任取締役会と改革のための青写真;権力と価値の衝突―中央集権化の事例研究 ほか)
第5章 システムの内側―都市学校の性格、1890‐1940(成功物語―行政の進歩主義者;科学 ほか)
著者等紹介
中谷彪[ナカタニカオル]
1943年大阪府に生まれる。1972年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1988~9年アメリカ・トリニティ大学・文部省在外研究員。専攻は教育学・教育行政学。職歴、大阪教育大学講師、助教授、教授、学長を経て退官。現在、大阪教育大学名誉教授、博士(文学・大阪市立大学)
岡田愛[オカダアイ]
1969年東京都に生まれる。2000年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。専攻は教育行政学。現在、立正大学仏教学部准教授、修士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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