内容説明
「はたらく子ども」は、どのように生きていたのか。生涯をとおしてイギリスの児童史や地域史を研究し続けた、パメラ・ホーン。子どもの仕事・教育、子どもに関係する法制度・慈善活動など具体的な事例にもとづいて、産業革命期から19世紀末までのイギリスの子どもの労働と福祉について概説する。
目次
第1章 序論:一七八〇年~一八五〇年代(子ども期と子どもの仕事についての相異なるとらえ方;子どもの仕事の広がりと性格)
第2章 工業化の影響:一七八〇年~一八五〇年代(「伝統的な」雇用;工場制度と繊維生産 ほか)
第3章 救出と改革:一八三〇年~一八六七年(国家介入―その範囲と限界;博愛と子ども期の剥奪)
第4章 仕事と福祉:一八六八年~一八八〇年代
結論 一八八〇年代の労働者階級の子ども
著者等紹介
藤井透[フジイトオル]
1958年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、佛教大学社会学部教授、図書館長
廣重準四郎[ヒロシゲジュンシロウ]
1954年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程中途退学。福井工業高等専門学校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シルク
8
コンパクトな本だけど中身は深い。煙突掃除夫の少年の境遇についてここまで詳しく書いてある本は、児童向け読み物の『黒い兄弟』を除くと、これが初めてだった。藤井透によるあとがきの、「教区徒弟とは何か」的な解説も、死ぬほどわかりやすい。だ・が💀 この、文章の読みにくさと来たら(笑)! なんかもう笑うしかない感じだった。ねじれ文あり、主語が分からん文あり、何回読んでも分かんねーって文多数。元の文がおかしいの? 訳がポンコツなの?(けど、京大出身の偉い先生達らしいんだよなぁ…)それともわたくしがアホなのかな(笑)→2025/09/23
Go Extreme
1
序論:1780年~1850年代 子ども期と子どもの仕事についての相異なるとらえ方 子どもの仕事の広がりと性格 工業化の影響:1780年~1850年代 「伝統的な」雇用 工場制度と繊維生産 鉱業、金属加工業およびそのほかの製造業 救出と改革:1830年~1867年 国家介入―その範囲と限界― 博愛と子ども期の剥奪 仕事と福祉:1868年~1880年代2022/01/24
おはぎ
0
ちょっと文章が読みにくいのだが書いてある内容は良かった。勉強になった2024/02/12
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- 洋書
- PAUL CEZANNE