内容説明
現代都市はいかに秩序づけられたのか。ガバナンス論が織りなす比較都市史。
目次
二〇世紀の都市ガバナンス
第1部(戦後占領期の大都市制度をめぐる運動と諸主体―一九四六‐四七年の大阪特別市制運動を中心に;ワイマール「社会国家」の成立と都市失業扶助の変遷―ハンブルクを事例として;都市史と都市自治体の間の相互関係―一八七〇年代から一九七〇年代にわたる市史『バーミンガム史』の形成;コメント1 都市研究とガバナンス概念―都市行政学の視点から;コメント2 ガバナンス概念と歴史研究―日本近代都市史の立場から)
第2部(両大戦間期のイギリスにおける地域計画の成立―専門職としての都市計画家の登場と計画のガバナンス;一九六〇年代西ドイツにおける団地建設と区画整理事業―シュツットガルト市の事例;一九一〇年代の京都における経済的秩序と三菱―三菱合資会社銀行部京都支店開設を事例に;コメント3 イギリス史の視点から;コメント4 現代都市への転換と新たな主体―日本近代都市史の立場から)
現代都市史研究における都市ガバナンス論
著者等紹介
馬場哲[ババサトシ]
1955年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。現在、武蔵野大学経済学部教授
高嶋修一[タカシマシュウイチ]
1975年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。現在、青山学院大学経済学部教授
森宜人[モリタカヒト]
1977年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。現在、一橋大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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