内容説明
科学のおかげで社会が便利で豊かになる一方で、大規模な原発事故や不正研究等々、科学技術をめぐる問題も生じている。それらと向き合うために、科学技術の来歴も踏まえながら私たちに必要な倫理について考え、周辺的知識の活用と技術デザインの変更を提唱する。
目次
序章 科学技術をめぐる今日の状況
第1章 科学技術の時代の倫理―ハンス・ヨナスの「責任」の原理
第2章 科学技術の歴史(1)
第3章 科学技術の歴史(2)
第4章 科学技術の歴史(3)
第5章 関連事象に関する知識―科学技術について素人が考えるための手がかり
第6章 核エネルギーの問題―原子力発電・放射線の問題について「関連事象に関する知識」に基づいて考える(一)
第7章 放射線がもたらす健康被害の問題―原子力発電・放射線の問題について「関連事象に関する知識」に基づいて考える(二)
第8章 「技術デザイン」の変更
著者等紹介
宮坂和男[ミヤサカカズオ]
1962年長野県生まれ。1986年東北大学文学部哲学科(哲学専攻)卒業。1994年東北大学大学院文学研究科(哲学専攻)博士課程修了(文学博士)。現在、広島修道大学人間環境学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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