内容説明
科学、数学、宗教、神話、芸術、倫理、経済、法、そして日本。どこにでも哲学が息づいている。さまざまな領域と哲学との関係、境界線を描き、哲学に導く。
目次
第1部 哲学と科学(古代ギリシャの自然思想;ギリシャ的精神の末裔としての西洋数学史;物理概念形成における哲学的契機―質量概念を巡って)
第2部 宗教と芸術(哲学と宗教;哲学と神話;西洋近現代美学の一概観)
第3部 倫理と社会(古典的倫理学―これが僕らの生きる道?;功利主義から現代の応用倫理学へ―生命倫理を例として;法と市民社会)
第4部 哲学と日本(西田幾多郎の哲学;田辺元の「種の論理」;「近代の超克」をどう読むか―「世界史的立場と日本」との対比で)
著者等紹介
松山壽一[マツヤマジュイチ]
1948年大阪市に生まれる。1981年立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。1985‐86年テュービンゲン大学留学。1993年文学博士(法政大学)。1995年バイエルン学術アカデミー(ミュンヘン)留学。1996‐2006年ドイツ博物館(ミュンヘン)技術史科学史研究所客員研究員。2002‐03年カイザースラウテルン大学客員教授。現在、大阪学院大学経営学部教授、立命館大学文学部および同大学院文学研究科非常勤講師、京都大学人間・環境学研究科非常勤講師
加國尚志[カクニタカシ]
1963年大阪府に生まれる。1993年立命館大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、立命館大学教授
平尾昌宏[ヒラオマサヒロ]
1965年滋賀県に生まれる。1992年立命館大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、仏教大学、大阪産業大学、立命館大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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