内容説明
本書では、経済学における「レント(超過利潤)」の類型論を展開することにより、学習レントやモニタリングレントが経済成長を促す場合があることを論ずる。
目次
序章 レント及びレント・シーキング研究の意義とアプローチ手法
第1章 レント及びレント・シーキング理論
第2章 政治権力構造とレント効果―事例分析(1):インド電源開発セクター向け円借款を巡るレント・シーキング構造分析
第3章 経済環境変化とレント効果―事例分析(2):日本の銀行システムにおけるバンクレント(モニタリングレント)の有効性と限界
第4章 公衆によるレント・シーキングの功罪―事例分析(3):日本における金融自由化と長期金融停滞要因分析
第5章 まとめと展望
付録 景気後退規模とその原因
著者等紹介
鈴木泰[スズキヤスシ]
1963年神奈川県に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドン大学東洋アフリカ学院修士・博士課程修了。株式会社日本長期信用銀行、株式会社社会基盤研究所、金沢工業大学助教授等を経て、2004年3月より立命館アジア太平洋大学アジア太平洋マネジメント学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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