内容説明
本書は、龍谷大学社会科学研究所で行われた共同研究の成果をまとめたものである。龍谷大学社会科学研究所ではこの数年、生命倫理・環境倫理の問題を多角的に取り上げ、検討する共同研究会をもっており、順調に研究が重ねられてきた。そのような共同研究の成果としては、すでに『生命をめぐる法、倫理、政策』(1998年、晃洋書房)が刊行されており、本書はその続編ということができる。
目次
第1章 社会哲学の構想
第2章 末期医療における看護活動の法的検討
第3章 医療情報の公開と開示
第4章 「介護保険」と社会保障
第5章 生と死と宗教―「水子供養」と「脳死問題」
第6章 ピルから見える自己決定の問題―性関係の倫理学をもとめて
第7章 生きものとしてのエルニーニョ現象
第8章 生命と環境―自然環境をめぐる問題