著者等紹介
マロ,エクトル[マロ,エクトル]
1830年フランスのセーヌ川下流の都市ルーアン近くで生まれました。父親が法律家だったせいもあり、ルーアンやパリで法律の勉強をしましたが、文学への情熱を忘れられず二八歳の頃に初めて小説を書きました。当時は大人向けの小説は数多く出版されていましたが、マロは子どもたちが楽しむことができる作品がないのを嘆き、『海の子ロマン』『家なき子』『家なき少女』などを書きました。『家なき子』でマロはフランス文学者として最高の名誉であるフランス・アカデミー賞を受賞しています
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
兵士O
0
アニメ「家なき子レミ」という作品は、僕の中でPSゲームの「ヴァルキリープロファイル」と共に、伝説の域にまで達している作品なのです。レミの大城勝さんのキャラクターは僕の中でこういう子供を自分流にアレンジして描いてきたいと思うほど、影響を受けています。だから、この本を図書館の閉架で見つけた時は本当に「やったー!」と思いました。この本の文章は小川眞弓というアニメの脚本の後半を担当した方が書いていますが、この作品を改めて思い出せるように端的に書かれています。ヴィタリス爺さんの亡くなるシーンは当時を思い出しました。2018/03/04