感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mshiromi
6
第1話目から、日本の人が描かなそうな躊躇ない辛辣な選択が印象的。(だが、はらりと巻き返す、そしてまた極端に)幼い頃、一瞬ハタと止まってしまうような読んだことのある話、日本昔話にも通じるスカースカ(昔話)が幾つかありました。たくさんのイワン、三兄弟、三姉妹、勇ましい者、皇帝、極端に無精者、正直者の末っ子、龍に火の鳥、動物、樹木、歌謡…が登場します。地域別に紹介されてます。ロシア、白ロシア、ウクライナ、モルダビア地方。バルト海沿岸、カレリア地方。コーカサス地方。50作品以上。1977年出版。図書館の本。2015/10/03
山吹
3
ロシア・ウクライナ・白ロシア・モルダビア地方、バルト海沿岸とカレリア地方、内コーカサス地方、北コーカサス地方。 2巻に比べて人が長く大勢暮らしている地域の話なので、話の筋もひねりがあったり凝っていたり。「カエルの姫君」や「大かぶら」など、絵本などでなじみの深いロシアの昔話もこちらのあたり。 気になったのがドラゴンの造形。龍が馬に乗っていたり、武器を持っていたり、取っ組み合って戦ったりしている描写があるが、いまいちピンと来なくて、ぐぐってみたけど結局よくわからず…。どんな姿なんだろ。2012/04/02