目次
1 国際捕鯨委員会の活動と鯨類資源調査研究の変遷
2 系群判別(遺伝生化学的手法を用いた鯨類の系群判別;個体識別法を用いた鯨類の系群判別;生態・分布解析による鯨類の系群判別)
3 生物学的特性値(鯨類の生物学的特性値と再生産様式の特徴;鯨類における生物学的特性値の密度依存的変化;鯨類の年齢依存型自然死亡係数推定法と資源管理への貢献)
4 資源量推定(ライントランセクト・サンプリングによる鯨類のモニタリング;鯨類目視調査の実態と南半球産ミンククジラへの適用)
5 資源動態解析(体長組成データを用いたマッコウクジラの資源動態解析;年齢組成データのベイズ型モデルによる鯨類の資源解析)
6 資源管理方式(モデル依存型鯨類資源管理方式;一つのモデル独立型鯨類資源管理方式の提案)
7 資源保護と利用(鯨類の資源管理と文化人類学的視点のもつ意義;環境科学的論理に基づく野生動物保護と捕鯨をめぐる諸問題)
付録(鯨類の分類体系と学名対照表;南極海母船式捕鯨捕獲頭数と規制の変遷;IWCによる鯨類の資源推定値、資源分類および捕獲枠;最近IWCで用いられている資源表価法;捕鯨小史)