内容説明
ジャックは恐るべき攻撃兵器だった。とB29搭乗員を驚嘆させ、“大型爆撃機に対し、すべての日本軍戦闘機のなかで最強”との公式評価を米軍から与えられた日本海軍局地戦闘機『雷電』の誕生から終焉まで。零戦に代わる主力機としての輿望を担いながら、五五八機の生産機数に終わった不運の戦闘機の全貌を綴る。
目次
第1章 局地戦闘機
第2章 J2一号機
第3章 苦労の始まり
第4章 強い戦闘機を
第5章 重大な局面
第6章 技術者魂
第7章 わずかな救い
第8章 前線からの要望
第9章 失われた時間
第10章 名誉の戦死
第11章 まぼろしの計画
第12章 試練の空戦
第13章 夢のまた夢
第14章 最後の死闘
著者等紹介
碇義朗[イカリヨシロウ]
1925年、鹿児島生まれ、東京都立航空工業学校卒。陸軍航空技術研究所をへて、戦後、横浜工業専門学校(現横浜国立大学)卒。航空、自動車、鉄道などメカニズムと人間のかかわり合いをテーマにドキュメントを発表。航空ジャーナリスト協会会員。横浜ペンクラブ会員。自動車技術会会員。カナダ・カーマン名誉市民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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