内容説明
戦史に特筆される凄絶な孤島戦…そして敗残兵のサバイバル生活、2年半におよんだ闘魂の記録!ペリリュー島は、米軍に出血を強い、長期戦を行なうために要塞化された。
目次
第1章 ペリリュー島
第2章 戦闘の記録
第3章 生存への道
第4章 壕の生活
第5章 帰順までの記録
著者等紹介
久山忍[ヒサヤマシノブ]
昭和36年生まれ。記録家。硫黄島戦生き残りの海軍中尉・大曲覚氏と出会ったことを機に、作家活動をはじめる。戦場体験者の証明を記録し、証言者の原稿校正を経た後に作品を発表するという独自のスタイルで、特に戦争体験者から広く支持されている。第1作は、大曲氏の証言を記録した「英雄なき島」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoshida
82
太平洋戦争で屈指の激戦地、ペリリュー島。先月、今上天皇陛下、皇后陛下が慰霊に訪れました。ペリリュー島は大型の滑走路を持ちフィリピンへ至近に位置する。絶対国防圏マリアナ諸島が米軍により陥落し、フィリピン決戦の時間を稼ぐため、ペリリュー島を「縦深陣地」化し米軍を迎え撃つ。日本軍守備隊約1万に対し米軍は4万。火力は米軍が圧倒的。それでも日本軍は上陸部隊に奮戦し、米兵の死体で埋まった海岸は「オレンジビーチ」と呼ばれた。補給もない日本軍は圧倒される。それでも日本兵の士気は高い。彼らは自分達の戦いが「祖国を守るため」2015/05/02
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
77
パラオ諸島にペリリュー島という島がある。そこで太平洋戦争史上類を見ない激戦があった。先ずそのことでさえ、私は知らなかった。僅か数キロ四方の小島に日本軍守備隊11000人、対するアメリカ軍45000人。日米の圧倒的な戦力差、二カ月にわたる激しい戦闘。海岸を真っ赤に染める兵士達の死体。「祖国を守る為」に死んでいった多くの若者達。日本軍の戦死者は1万人。そして、僅かに残った者達は終戦を知ることもなく、今度は生きる為の戦いを続けることになる。忘れてはならない事実がここにも存在する。★★★★2016/02/02
ちゃんみー
47
ペリリュー島で敗残兵となった土田さんの手記をもとにして描かれたもの。土田さんの性格からか、総じて暗さを感じられないものの、かの戦争で無駄死にしていった人はあまりにもかわいそうである。終戦後2年も経ってから率先して投降した土田さんの葛藤がたった数行で表されていたが、そんなもんじゃなかったろう。他の戦いでは生き残る為に蛇やカエルを食べてたなんて聞いてましたが、ここでは米兵の缶詰などを盗んで食べたことを知って少し驚かされた。生きて帰れてよかったと思います。決して恥ずかしいことではないんじゃないかなぁ。2016/03/15
ひじり☆
4
前半の絶望的な戦いの記録は読むのが辛かった。後半、戦争が終わったのに、生存者がその事実を受け入れる困難さがまた苦しかった…。でも、生存者がいてくれたことで、この事実を正確に知ることができて、本当に有難い。子どもに伝えたい。2015/06/05
nar_yoshi
3
タイトル・サブタイトルどおり、戦闘後の島でのサバイバル生活に主眼を置いた記録。戦時屈指の凄惨な戦闘記録のはずなのに、筆者が指摘するとおり、読み物としてはなぜかカラッと明るい色調。語り部・土田さんは、いかにも筑後の人という印象で、身近に感じた。 2015/05/06
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