内容説明
ニミッツが後悔した「上陸戦史上の最高の損害率」「1万人を越える死傷者数」この島を占領したのは疑問である。
目次
第1章 狙われた天皇の島
第2章 米軍の威力絶大
第3章 水際撃滅戦への憂慮
第4章 敵前上陸
第5章 海中五十キロ伝令
第6章 史上最大の洞窟戦闘
第7章 闘魂は尽きず
第8章 「サクラ・サクラ」
著者等紹介
舩坂弘[フナサカヒロシ]
大正9年、栃木県に生まれる。昭和15年満蒙学校卒。16年、満洲216部隊に入隊、19年、中部太平洋に参戦。21年、復員。その後、書店経営にあたり、大盛堂書店会長。南太平洋慰霊協会理事、全日本銃剣道連盟参与、東京都ユースホステル協会理事など数団体の要職につく。剣道六段教士、居合道練士、銃剣道練士。テキサス州名誉市民賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
37
中川大佐率いる守備隊の記録。読むのが辛くなる。書かれた時点で戦後21年。考えてみればその当時、ここで亡くなった人々の肉親がまだ数多くご存命だった頃である。東京オリンピックを経て高度成長期に入った当時、本書を読みながら肉親の過酷な生と死を読んだ人々はもっと苦しかっただろう。少しこの辺りの史実を辿ってみようと積読山に関連本ありだが、手を出せるだろうか。2019/09/25
スー
21
電136舩坂弘氏2作目。こちらはペリリューの戦いです。中川大佐率いる守備隊の苛酷な状況の中での奮戦に驚きました。まぁちょっと日本軍側に熱が入りすぎる感じがして危うい気がしましたが、それを裏付けるアメリカの資料をあげ相当は損害を出し日本軍の斬り込み戦法に舞いっていたのがわかりました。2019/09/16
こぺたろう
11
漫画のペリリューを読んでから、本書を読了。著者は、あの船坂弘氏。改めて、そういった時代があったうえで、今があるんだと思いました。さて、午後の仕事戻ります。今の仕事も大変だけど、この本に書かれている大変さに比べたら、全然大したことないと思いつつ。2020/11/13
Kenichi Mizuba
8
陛下のお優しいお気持ちと、平和を願っての行動に、熱心な御姿に感動します。それに比べ、日本国民も血を流せ、今までのように金を出すだけでは行かないというアメリカの圧に従うしかないのか、今の政治は情けない。アメリカ相手に勇猛に闘いを挑んだ日本とドイツ。そして、不当に裁かれたのは日本だけ。沖縄県はいまだに植民地。珊瑚が堆積してできた小さな島で多くの若者が命を散らしました。忘れてはいけない。2015/04/26
同志
5
ペリリュー島戦記を読んだ後に日本軍側視点も欲しいなと購入 不死身の日本兵である船坂氏の感情がよく現れており、戦死した日本兵の気持ちを代弁している本だった。 日本側視点で考えればペリリュー島の戦いは非常にツラい戦いだったと感じた。 我々の想像を絶する地獄で亡くなった日米両国の人々を思うと感情が高ぶる。 日本政府は英霊の遺骨を必ず回収する必要があると思いました2019/12/31
-
- 電子書籍
- Node.js超入門[第3版]