出版社内容情報
サバト帝国の奇策・シルフ攻勢によって敗走を余儀なくされたガーバック小隊。彼らは飢えと渇きに苦しみながらも命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着く。だがサバト軍はすでにマシュデールの眼前にまで迫って来ていた。ガーバックたちは息をつく暇もなく、再び命を賭した防衛戦へと駆り出される。一方トウリは小隊を離れ、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命された。だがそれは、日々運ばれてくる数十人の負傷兵の中から「救える者」だけを選別(トリアージ)する、あまりにも過酷な仕事だった――。
内容説明
サバト帝国の奇策・シルフ攻勢によって敗走を余儀なくされたガーバック小隊。彼らは飢えと渇きに苦しみながらも命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着く。だがサバト軍はすでにマシュデールの眼前にまで迫って来ていた。ガーバックたちは息をつく暇もなく、再び命を賭した防衛戦へと駆り出される。一方トウリは小隊を離れ、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命された。だがそれは、日々運ばれてくる数十人の負傷兵の中から「救える者」だけを選別する、あまりにも過酷な仕事だった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
サバト帝国の奇策シルフ攻勢によりまさかの敗走を余儀なくされた王国。あまりの急展開に上層部の判断も後手に回る中、ガーバック小隊は城塞都市マシュデールへの撤退を目指す第二弾。飢えと渇きに苦しみながら命からがら城塞都市マシュデールへと辿り着いたトウリたち。しかしすでに眼前にまで迫るサバト軍相手の防衛戦で、唯一の衛生兵として臨時医療本部の監督役に任命されるトウリ。激戦で過酷なトリアージを求められ、さらに生き延びるためにシビアな判断を迫られる展開でしたけど、しかるべき停戦のタイミングを逃すとこれはもう泥沼ですね…。2023/12/27
こも 旧柏バカ一代
27
中央が敵国に無条件降伏を勧告した。負けたとはいえ、戦争が終わると思ったが目の前の敵は攻めて来る。反撃したら無条件降伏が破棄されるかもしれないとずっと後退したが、相手は首都近くまで来てしまった。首都を蹂躙されないために無条件降伏したのにと言ってたら小隊長が殿になって相手を足止めすると言って来た。数時間の決死の足留め。何とか首都に到着したら相手国から無条件降伏を受諾しないと通達が来たと知らされる。首都には敗残兵が少数しか居ない。相手は数万もの兵員が居る状態。絶体絶命と思ったら南部戦線で燻っていた天才が目覚めた2024/06/05
ささきち
12
本来書く予定ではなかった話ということでしたがぶっちゃけると書いてある内容にトウリの成り上がり要素ありましたかね?勝つための戦いが終わり民間人や逃がすべき兵士の為にできる限りの時間を稼いで死ぬだけの敗戦。トウリもガーバックから離れ衛生兵として活躍するが市街戦に突入したことで自分の身は自分で守らないといけなくなりやっと前世での戦略知識を活かして生き残ることはできたけれど…今回の戦いでガーバックが戦死したのがあまりにも辛すぎる。無駄死にとは思わんよ?あの1日がなければ首都は落とされ南部が快勝したとしても 2024/05/30
Y
6
うーん。面白かったけど、途中で前世のゲームやってるときの場面とそっからの成り上がり展開でちょっと興醒めしたかなぁ。今後もこういう展開出してくるなら読まないでいいかなと思ってしまう。まあ所詮はなろうか… カーバック小隊長の勇姿はよかったかな。ただ、今回で小隊長がね… 面白いとは思うが、そこまで長く追っていきたいと思えない作品でもある2024/09/14
史
6
しぶとく、図太く、絶望から生き残れ。2024/02/08
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