内容説明
太平洋戦争の最後の一年間だけ活躍した高性能爆撃機「銀河」―急降下爆撃と雷撃能力を合わせ持ち、戦闘機の追撃を振りきる速力を与えられた万能機。空技廠が戦時下の苛酷な状況下に生み出した不世出の名機の全貌を綴る感動のノンフィクション。サイパンB29基地爆撃行、沖縄特攻、梓隊など銀河の航跡を描く。
目次
プロローグ 高性能機の誕生
第1章 マリアナから比島へ(海軍最初の銀河部隊;南方への進出;潰滅した五二一空 ほか)
第2章 比島から沖縄へ(二人の司令官;比島沖海戦後の銀河;銀河の体当たり ほか)
第3章 本土決戦(菊水作戦発動;銀河隊の突入;米軍を挟み討ち ほか)
エピローグ 死闘の果て(押し寄せる物量;本土上空を護る;終焉のとき)