内容説明
「不沈艦」はなぜ沈んだか?巨大戦艦の建造、兵装、戦闘のデータを日米両国で発掘。「大和」「武蔵」「信濃」の全生涯。知られざる記録を一挙公開!
目次
日本海軍の誇り戦艦「大和」の設計と建造
戦艦「大和」建造日記
戦艦「大和」のメカニズム
艦内生活諸設備
「大和」と「造船官魂」
「大和」vs各国主力戦艦その実力を徹底検証
軍極秘/大和型戦艦の年間維持費
「大和」型三番艦「信濃」の計画から空母改装まで
戦艦「武蔵」シブヤン海の死闘
サマール沖に轟いたGF最後の雄叫び
沖縄突入作戦「大和」水上特攻
戦艦「大和」を沈めた米新鋭艦上機部隊の戦闘記録
「大和型」沈没の真相“「大和」篇”
「大和型」沈没の真相“「武蔵」「信濃」篇”
世界最強艦の功績査定評価
巨大空母「信濃」の最期
特攻大和が後世に伝えた「戦争の真実」“追跡 乗組員の証言”
著者等紹介
原勝洋[ハラカツヒロ]
静岡県下田市に生まれる。法政大学法学部卒業。「文藝春秋」1980年5月号に掲載の『暗号名ウルトラ 山本長官機撃墜す』は、米国立公文書館2に所蔵の「Yamamoto shootdown」ファイルに英訳・収録。『高松宮日記』(中央公論社)の編纂に関する調査にも従事。TVドキュメンタリー番組への協力・出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
15
大和の誕生から沈没までを記した本。計画、設計、建造工事の詳細、46センチ砲のメカニズム。アイオワやビスマルクと比べて、27.5kgの距離から主砲貫通力が1㎝強くて391mmとか細かいとこまで載ってる。その反面ダメコンが米英に比べてダメダメとか。まあそれはそう。「真っ赤な大柱が、煙を含まないただの真っ赤な火柱がぱぁーとあがる。火柱が落ちたとき、きのこ雲が残った。それらが全ておさまると、後は何もなく、ただ重油が浮いているだけ」という冬月の通信士の述懐の哀しみ。2024/02/18
ふぇたろ
0
戦艦大和全記録 と銘打って良い集大成の書であった。 建造から沈没までの日米の記録を集めており、その表記表現も緻密であり情熱を感じるものであった。歴史小説 吉村昭の 戦艦武蔵 を愛読した身としてはより一層の大和型戦艦への理解が深まるとともに愛着が湧いた書であった。P101の設計についての一文「各部門が余裕を隠し持っていると良い基本設計は出来ない」との福田大佐の言葉はエンジニアとして心に染みる。2024/04/10
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