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内容説明
普通の女子大生が海上自衛官になったら?元虚弱児童にしてカナヅチ、日本文学専攻で小説家志望のおっとり女子大生が、純白の制服に惹かれて海自幹部候補生に…。女性海上自衛官(WAVE)として初めて遠洋練習航海に参加した、艦艇乗組ウェーブ第1号の成長物語!
目次
真っ白な制服に憧れて
合格ですよ!
幹部候補生学校生活始まる
入校式と「服務の宣誓」
寝室に台風、夜更けに雷撃!?
初めての長期休暇と射撃訓練
艇長の舵さばき
休日は夢のひととき
暑い夏には熱い訓練
総短艇初優勝、さらば「軍神」
ミッション・インポッシブル
八マイル遠泳訓練本番!
著者等紹介
時武ぼたん[トキタケボタン]
神奈川県出身。1994年、明治大学文学部卒業後、海上自衛隊幹部候補生学校入校。任官後、練習艦「かしま」に乗り組み、女性自衛官として初めて遠洋練習航海(世界一周)に参加。第1練習隊練習艦「みねぐも」勤務。3等海尉。退職後、『ウェーブ―小菅千春三尉の航海日誌』(エイ出版社刊)にて小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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シャコタンブルー
22
大学で日本文学それも専攻で「古事記」「万葉集」を学んだ著者が、ひょんなことから海上自衛隊に入るまでの面接や試験を通しての経緯が面白い。自衛隊は陸・海・空とあるが「海」を選択した動機が、海上自衛隊の夏服だった。グレーの護衛艦上に整列し、真っ白な制服で敬礼する姿にハートを撃ち抜かれたからだ。学校の制服もそうだが、職場の制服もカッコ良さが求められている時代かも(笑)。幹部候補生の入校から日常的な生活、過酷な訓練が描かれ興味深く読めた。カナヅチだった著者が8マイル遠泳を10時間以上泳ぎ続け成功したのは凄かった。2019/06/11
alien_ftball
2
こんな生活、私は四月からできるのか?と思いながら読了。 読み進めながら不安も生まれたが、同時に新しい世界に進むワクワク感も感じることができました☺︎ ステージは海じゃなけど、私もやってやろう!と改めて決意した作品でした。2019/11/13
まる
1
文学部出身のカナヅチの作者が、海上自衛隊の夏服に一目ぼれし、一般幹部候補生として過ごした日々を描いたエッセイ。今から約20年前の話だということだが、全然知らない世界で、とても興味深かった!屈強で強面のイメージの自衛官だが、それだけではなくて、人間味にあふれる方々なんだなと思った。持ち物点検の回、ギリギリセーフで読んでいてほっとしてしまった。(笑)8マイル遠泳もすごいな~と思った。全然知らない世界を知ることができてよかった。2022/01/04