海軍大将米内光政正伝―肝脳を国の未来に捧げ尽くした一軍人政治家の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 443p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769814191
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

日本敗戦時、自らの血圧260を超ゆるも国と天皇の要請に応え、日本陸軍の徹底抗戦に身命を賭して抗しつづけ、日本本土決戦を回避し、本土決戦時に想定された日米両軍の将兵、及び日本国民数百万人の生命と産とを守った希有な一軍人政治家の生涯。往時の秘書官が慈愛をこめて綴った一軍人の生涯。

目次

出会い
母と子
蘆溝橋
下剋上
暴走
大御心
霞ヶ関
分岐点
立往生
西園寺
嵐の前
聖断
永訣

著者等紹介

実松譲[サネマツユズル]
明治35年、佐賀県武雄市に生まれる。海兵51期、海大卒。プリンストン大学留学。「五十鈴」航海長をへて海軍省副官兼大臣秘書官(米内光政)となる。開戦時、在米海軍武官補佐官としてワシントンに駐在。交換船で帰朝後は、大本営海軍参謀兼海軍大学校教官。元海軍大佐。戦史研究家。平成8年、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kaelu Haruki

9
安保法案で揺れる夏、先の戦争の歴史を学ぶ。 満州事変~太平洋戦争の政府動向が詳細で、この時代の歴史に疎かった自分を反省した。日米独ソ各国の思惑が引用を交えて書かれ、国家の利害を懸けたし烈な駆け引きの裏側がよく分かる。 サイパン陥落後、東條→小磯→鈴木と内閣がゴタゴタしている間にも戦場や空襲で犠牲者が増えていることを思うと見るに堪えない気持ち…。米内さんは親しみが持てて僕も尊敬するけど、小磯内閣復帰以降は前の海相就任時と比べて衰えが明らかで、他に英断できる人がいなかったか残念に思う。2015/07/21

seychi

3
この国に暗雲立ち込めし時に身を挺して食い止めようと奮戦し、また、戦に負けて国滅びようとしてる時に全身全霊で亡国を防いだ一軍人。とかく軍部の暴走として片付けられる太平洋戦争において、それを食い止めようとした軍人がいたということをもっと知らしめるべき。戦は始めるよりも終わらせる方がはるかに難しい。その事をよくわかった上で事に当たる姿は背筋を正す思いがします。自分もかく有りたいと尊敬する人物です。いつか必ず盛岡の地にて墓参したいと思ってます。実際に会ってみたかったし、今の日本にもっとも必要な人物かと。2013/01/24

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