内容説明
戦いの実態を隠蔽して、嘘の大本営発表で固めた日本軍と、戦局を詳細に分析し、戦術・戦略上の戦訓を打ち出していく米国―その戦争方程式を対比させながら、米極秘史料を駆使してガダルカナル戦の全貌を伝える歴史の証言。
目次
幻想の戦略と大いなる遠謀(承前)
虚構の幻影
勝者の憂患巧遅の戦略
敗者の楽観と倨倣の戦略―一木支隊の全滅「テナル河の惨劇」
翻弄された作戦―海図のない船団
東部ソロモンの嵐(「第二次ソロモン海戦」「龍驤」沈没;龍頭蛇尾)
貧国の窮策―兵力の逐次投入の失敗と「鼠輸送」
著者等紹介
森本忠夫[モリモトタダオ]
1926年、京都に生まれる。1952年、京都大学経済学部を卒業と同時に東洋レーヨン(現東レ)に入社。東レ取締役、東レ経営研究所社長を経て、龍谷大学経済学部教授となる。戦時中は海軍航空隊員として太平洋戦争に従軍
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