内容説明
従来の「マルクス主義教育学」における誤読や先入観を鋭く指摘しながら、マルクス自身の言説からその教育思想を析出。通説を刷新して「労働と教育の結合」の現代的意義を明らかにする。
目次
マルクスの問い
第1部 唯物論(人間と自然―マルクスの思想的出発点としての「学位論文」;「教育学的」意識の清算―マックス・シュティルナー批判を手がかりとして)
第2部 労働論(労働と自然―経済学批判体系における労働論の展開;自由時間と自由な個性の発展―資本制的生産様式の歴史的意義)
第3部 社会変革論(社会変革の手段としての教育の発見;労働と教育の結合の構想―国際労働者協会ジュネーブ大会における教育論争を手がかりとして)
労働と教育の肯定的関係の創出
著者等紹介
青柳宏幸[アオヤギヒロユキ]
1976年生まれ。東京学芸大学教育学部卒。中央大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、中央大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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