内容説明
山本勘助縄張の穴城、城を塞に扇状の町並み、北国街道沿いに発展し、風雪に耐え先駆けて咲く梅花の精神を、人間の生きる根底に持ち続けた小諸人。
目次
第1章 中世の小諸藩―武田氏の家臣山本勘助の縄張で穴城が築城された。(小室氏の台頭と小諸城の発祥;戦国期の武田氏、佐久郡制覇;小諸城の争奪と領主の変遷)
第2章 近世の小諸藩―城に扇状の侍屋敷と北国街道沿いの町人・百姓の住居が発展。(小諸城下町づくり;近世小諸城の概要;小諸城下町;明治維新の廃城)
第3章 小諸城の遺構と遺跡―遺構や遺跡の多い懐古の園の姿。(小諸城の遺構と遺跡;小諸城城郭絵図;幕府領と旗本領)
第4章 小諸藩主の変遷と治世の歩み―八氏十九代の藩主の治世とその時代。(江戸前期の藩主の変遷と治世;江戸後期、牧野氏十代の治世)
第5章 小諸人が小諸藩から継承した不易な生き方―小諸藩の梅花の精神と誠実な生き方を指標とした小諸人。(天神社・荒神社)
付録 小諸の唄と人々
著者等紹介
塩川友衛[シオカワトモエ]
大正15年12月2日長野県小諸市に生まれる。長野県教育委員会指導主事・中学校長・小学校長などを経て、現在、小諸市文化財審議委員、北国街道の手をつなぐ会副会長、小諸の歴史を学ぶ会講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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