内容説明
「教祖」の奇怪な言動の意図は?“百年裁判”といわれる公判の記録は、日本の宗教史・犯罪史上の貴重な記録であると共に、民主社会における宗教活動を考える上でも一級資料である。本書は初公判から第24回公判までを収録。
目次
第1回公判(1996年4月24日)被害者名朗読に居眠り
第2回公判(1996年4月25日)幾度となく薄笑いを浮かべる被告
第3回公判(1996年5月23日)「サリン」と聞きせわしく動く
第4回公判(1996年6月20日)表情次第にこわばる
第5回公判(1996年6月27日)月6回公判案に弁護側反発
第6回公判(1996年7月11日)被告の指示指摘に、にやにや
第7回公判(1996年9月5日)サリンはいやな「ニオイ」
第8回公判(1996年9月19日)人殺しさえ正しいと…
第9回公判(1996年9月20日)リムジンでサリン謀議
第10回公判(1996年10月3日)何度も「証言できない」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せんこーくーら
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足かけ14年に渡る長い長いオウム裁判の始まり。法廷内でのフリーダム過ぎる尊師の受け答えは少なく、林郁夫や井上嘉浩といった幹部連中の証言が主。オウマー達には既出のネタばかりで面白くないかも。最初の頃には2万人近くいた傍聴希望者が、20回公判ごろには700人くらいまで減ってしまって、ああこれもメディア的に消費してるだけかと読んでいて思った。 弁護側のつまらん揚げ足取りやイラつく判事とまあ、とかくグダグダな進展で、せっかちな読者はイラッとくるかもしれないが、そりゃあ司法もこんなデタラメな事件を裁くなんて想定なん2013/05/11
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