内容説明
気になる中国語のあれやこれや、車のステッカーから喧嘩のセリフ、中国ジョーク、脳トレクイズまで、中国語教育の第一人者・相原茂が語る、語る、真面目に語る。
目次
第1章 中国語を考える
第2章 中国語つれづれなるままに
第3章 日中いぶこみの影
第4章 わたしと漢文と中国古典
著者等紹介
相原茂[アイハラシゲル]
1948年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。中国語学専攻。明治大学助教授、お茶の水女子大学教授を経て、現在中国語教育の第一人者として活躍中。TECC中国語コミュニケーション協会代表。NHKラジオ、テレビの中国語講座も長年担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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澄
10
最近の新語、順口溜などをわかりやすく紹介。「不」「一」や三声が続く場合の声調の変化、どこで区切るかなども説明。最後は所謂「罵語」の紹介。罵る言葉も最近のもの、男女間のちょっと愛情を含んだものなど。中国語がある程度分かる人には楽しく読める内容と思う。2014/07/02
dragon
0
現代中国語の変化や新語が生まれるのは中国語の単語の持つ原初的意味を考えるからなど多面的な中国語の解説。例えば「同情」は日本人はそれを出来合いの言葉として理解するが、原初的意味を考える中国人はすぐに理論に同感するという意味「同理」を生み出す。理屈が先に来る中国人の性質も中国語が持っている特性から来るのである。古典詩を理解しないと現代コピーも理解できないこともよくわかる。例文にピンインがついているのも読み易い。2017/04/09
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- 和書
- 樹影 講談社文芸文庫