内容説明
ピアニスト辻井伸行を12年にわたって育てた著者が、次世代のピアニストを育成する練習法、指導法、思考法などを明かした、初のピアノ教育論。
目次
第1章 音楽家になるための10のヒント
第2章 辻井伸行との出会い
第3章 本物を目指すピアノ教育
第4章 海外に学ぶ
第5章 ピアニストとして生きる
第6章 無限の可能性を拓く
著者等紹介
川上昌裕[カワカミマサヒロ]
1965年、北海道生まれ。東京音楽大学(ピアノ演奏家コース)を卒業後、88年、マリア・カナルス国際コンクール入賞。92年、ウィーン・コンセルヴァトリウムを卒業。7年の留学を経て95年帰国。東京音楽大学講師として後進の指導にあたりながら、ピアニストとしてコンサート活動やテレビ・ラジオへの出演、楽譜の編集出版、執筆、講演、コンクール審査、マスタークラスの講師など国内外で多方面に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sachi
4
壁を破るヒント。著者はハノンを7カ月以上も全曲毎日弾いた時期があったんだって。何かぶち当たってぶち抜きたい時、目標をしっかりもって決めたらとにかくやってみるって大切だなと思いました。私も毎日取り組むものを一つ決めてやってみようかな・・・とか思いました。2016/02/17
ユミセツカヤ
0
カプースチンに出会った著者が、その後にとった行動のおかげで、私もカプースチンを弾く事が出来た。それを思うと、行動する事はとても大切だし、逆を言えば、行動しなきゃ意味がない。ピアノを生業にしている自分にとって、とても参考になった本だった。2016/01/28
tellme0112
0
音楽家という職業に興味があって手に取った。意外とビジネス書的にも読める。2014/08/19
aki
0
これ本のタイトル違くね?2012/06/13
まりこ
0
全然違う本買いに行ったのに、川上先生の名前を見て思わず購入。まさかこんな田舎の本屋にあるとは。 買ったその晩に一気に読了。プロの音楽家になる人は、音楽の才能だけでなく、人と出会う才能や惹きつけるオーラがないとだめなんだよねぇぇ。ということがよくわかる本。2012/06/03