内容説明
本物の街を舞台にしたマシンのパフォーマンスを手掛ける天才クリエーター、フランソワ・ドゥラロジエールが贈る作品集。“ナントのマシン・ド・リル”、“ル・マネージュ・カレ・セナール”、“レ・メカニック・サヴァント”など、これまで手掛けたプロジェクトの構想スケッチから完成作品までを収録、マシンに対する熱い思いがこの1冊に凝縮されている。
目次
レ・マシン・ド・リル(機械仕掛けの島)―ナント
ル・グラン・エレファン(巨象)
ル・カルーセル・デ・モンド・マラン(海洋世界の回転木馬)
ラルブル・オウ・エロン(サギの木)
ル・マネージュ・カレ・セナール(セナールの四角いメリーゴーランド)
レ・トロワ・ビュフル(3頭のバッファロー)
レ・プワソン・フォッシル(化石化した魚)
レ・アンセクト・シュール・ライユ(レール上の昆虫)
レ・アンセクト・グランパン(よじ登り虫)
レ・メカニック・サヴァント(博識な機械)
レ・シャモー・ド・コース(走るラクダ)
レ・コック・ド・コンバ(闘う雄鶏)
レ・アレニエ・ジェアント(巨大クモ)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙
14
美しい。唯々、美しい。機械仕掛けの巨象。スケッチも製造過程の写真も、エレファントの鼻の動きも睫毛の愛らしさもため息が出る。巨大クモに私も乗りたい!月や火星、それこそエンケラドスをこの脚を駆使して散歩してみたい。127pのフランスの重機はゴンドラみたいなレトロな形容で可愛い。油圧ショベルの機能を使って作成してるのかな。仕組みが美しい。木と鋼鉄、油圧の仕掛けに機械部品。ヨーロッパの街並みのビルに張り付く機械蜘蛛。ファンタジックな組合せにうっとりです。横浜に来てた時に行けばよかったなぁ。2017/08/06
allite510@Lamb & Wool
4
2009年横浜で巨大な蜘蛛型機械のパフォーマンスを行った団体「ラ・マシン」よる機械たちのスケッチ集。彼らのパフォーマンスは乱暴に言えば「人形劇の人形を巨大にした」だけとも言えるのだが、例えば奈良の大仏が立ち上がって歩くようなインパクトに近い。彼らが人形を提供した「巨人の神話」や「スルタンの象と少女」などのDVDを見れば、観客たちの反応からそれがいかに特別な体験かわかる。もっと内部構造やディテールが見たかったが、なかなか見ることができない作品の貴重な資料。ワクワクする。でもってフランスに行きたくなる。2017/06/19
デコボコ
1
(零號琴っぽい)2019/04/06