出版社内容情報
監督の個性や戦略を知ればサッカー観戦が100倍楽しくなる!サッカー戦術の第一人者 西部 謙司が名将45人の戦術を解説!アーセナルFCのアーセン・ベンゲル、元FCバルセロナのルイス・エンリケ、日本代表監督のヴァヒド・ハリルホジッチ、など日本でも人気の高い監督の戦術を解説!
内容説明
戦術は監督の人生・哲学・人間性を映し出す―監督の個性を知れば、サッカー観戦がより面白くなる!名将45人の戦術型を、サッカー名評論家の西部謙司が、わかりやすく解説!
目次
1 トータル・フットボール(ジョゼップ・グアルディオラ;ルイス・エンリケ ほか)
2 堅守速攻系(ディエゴ・シメオネ;クラウディオ・ラニエリ ほか)
3 バランス重視系(ジョゼ・モウリーニョ;カルロ・アンチェロッティ ほか)
4 前衛系(ユルゲン・クロップ;ユリアン・ナーゲルスマン ほか)
5 大御所系(アレックス・ファーガソン;アーセン・ヴェンゲル ほか)
著者等紹介
西部謙司[ニシベケンジ]
1962年9月27日生まれ、東京都出身。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
20
有名サッカー監督をイラスト付きでそれぞれ紹介する一冊。どの監督も真面目にまとめようとすると、当時率いたチームの選手構成や状況も考慮して「なぜ、その戦術を選んだのか」を考える必要があるが本書はそういう細かいところは置いておいて、代表的な試合のプレーを思い浮かべながら特徴(だと思うこと)を書く気楽な本。紹介する監督の選び方も著者の趣味なので有名なのに入っていない人物もけっこういる。最後の戦術の系譜もさすがに『ゼマニズム』を生んだゼーマンが後継者なしってことはないだろう(モンテッラやEDFがいるんだから)。2022/10/08
しーふぉ
16
世界の名将が勢ぞろい。強くなるにはいろいろな方法論があるのがよく分かる。2018/07/25
たらお
15
戦術タイプを【トータル・フットボール】【堅守速攻】【バランス重視】【前衛】【大御所】と分類。イラスト良し。2015のバルサ・エンリケはメッシ、スアレス、ネイマールの3人を前線に残す。メッシ活用のためにチーム全体を変形。本来守備を軽減されるはずのネイマールも多大な運動量を強いられた。タレントをチームにフィットさせる調整力や勝利へと持続的に推進する力をもたせる監督の力量はガイドだけでのページでは収まりきらないところもあるが、ガイドにはぴったり。2021/02/10
Gamemaker_K
7
サッカー好きな割に戦術とかよくわからないので読んでみたんだけど、戦術の説明以外のところが面白かった。まずは監督のイラストにひと笑い。よく似てる。次に、そのイラストに添えられた監督の名言もよかった。ベンゲルの「パスは未来に出せ」なんて何度聞いてもよい。で、監督の来歴や人となりの解説も興味深かった。…私はビエルサとかシメオネとか好きなんだけど、多分日本代表には合わないんだろうね。2018/06/20
ヒラノユウスケ
4
イラストにやや悪意がありそうなのはさておき、笑 ヨーロッパで活躍する(していた)名将とその戦術コンセプトを愛称や名言付きで系統別に紹介している、選手名鑑なんかと並べて比較してみるとさらに興味深く欧州サッカーを観ることができそうな解説書。W杯が終わると各国移籍市場が活発化するので、「この監督がこの選手を獲得した理由」を考えながら読むとそれぞれの監督の頭の中が分かった気になるかもしれない。2018/06/28
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