青い鳥文庫fシリーズ
なぞの転校生

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  • サイズ B40判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061486430
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

出版社内容情報

ある日、となりに引っ越してきた、核戦争に異常におびえる、なぞの転校生――
あいつは、いったい何者?何者?何者?

広一(こういち)の通う中学に、転校生が入ってきた。名前は山沢典夫(やまざわのりお)。美形のうえに勉強もスポーツもよくできるこの少年は、しかし、ふつうの高校生ではなかった。エレベーターに乗りあわせ、ふしぎな行動を見てしまった広一は、かれがひきおこす奇妙な出来事から目がはなせなくなり、やがて驚きの事実を知ることに……。学園を舞台にしたSFジュブナイルの傑作、第2弾!


眉村 卓[マユムラ タク]
著・文・その他

緒方 剛志[オガタ コウジ]
著・文・その他

内容説明

広一の通う中学に、転校生が入ってきた。名前は山沢典夫。美形のうえに勉強もスポーツもよくできるこの少年は、しかし、ふつうの中学生ではなかった。エレベーターに乗りあわせ、ふしぎな行動を見てしまった広一は、かれがひきおこす奇妙な出来事から目がはなせなくなり、やがて驚きの事実を知ることに…。学園を舞台にしたSFジュブナイルの傑作、第2弾!小学上級から。

著者等紹介

眉村卓[マユムラタク]
1934年、大阪生まれ。作家、大阪芸術大学教授。1961年、「SFマガジン」のコンテストに応募した『下級アイデアマン』が佳作入選し、作家活動を始める。『ねらわれた学園』『なぞの転校生』『ねじれた町』など日本のSFジュブナイルの黄金期を築く傑作を多数発表。1979年『消滅の光輪』で泉鏡花賞を受賞。ほか著書・受賞歴多数

緒方剛志[オガタコウジ]
1970年、大阪生まれ。イラストレーター。『ブギーポップは笑わない』(メディアワークス)などのブギーポップシリーズのイラストで人気を集める。小説のさし絵で活躍する一方、ゲームやアニメーションのキャラクター原案、マンガなども手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

41
再読、随分昔に読んだのでかなり忘れてます。ドラマ化に共なって文庫化されたのを買って積んであったのですが、ドラマ見てて先に読みたくなりました。異次元からやってきた謎の転校生、ドラマは現代版になって結構変えてはあるが岩井俊二さん脚本ということで、ノスタルジックなドラマになっています。原作もかなり昔の話ですが、今読んでも十分面白い、作者の訴えるように将来が核戦争で滅びないように祈るのみです。昔こういうSF小説良く読んだな、「謎の転校生」「ねらわれた学園」「時をかける少女」等懐かしい。2014/02/07

とも

21
★★☆それこそ40年以上前に書かれた作品である。ふと眉村卓という名前を目にして、当時小松、筒井、星という気鋭のSF作家を読みあさっていた時期に読んだ作家として思い出した。内容は全く覚えていない。が、 当作「なぞの転校生」や「ねらわれた学園」といった題名だけは明確に覚えていて、つい手に取ってみた。いかんせんプロット、筆致、ストーリー全てが稚拙である。もう読むこともないだろう。しかし、なにかしら当時席巻していたSFブームのパワーだけは感じられる、そんな郷愁がこもった作品であった。2018/08/15

Keystone

13
ドラマは見てないのですが、評判が良かったようなので原作を借りてきました。先に読んだ娘は、「転校生が羽生君にしか思えなかった」とのこと。なるほど。2014/04/02

秀玉

12
間違えてネット購入。斜め読み。パラレル移動を繰り返す、次元放浪民の物語。この場合の次元は時間ではなく、横軸の世界。多々ある同じ人間が生活するパラレルではなく、文化も技術も生活水準も違う世界次元なのだ。原始のような世界から、近未来、そして滅んだ世界も、この放浪民は滅んだ次元から来た人たちなのだ。その装置は次元の考え方には踏み込んでいないが、主人公の広一が言う人としての生き方を問う説得には納得できる。もっと良い所が他にあるはずを繰り返しても、そんな世界は無いのだ。根を生やす覚悟、協調することが求められる。 2022/02/02

しこちん

11
遠い昔にドラマになり、最近も中村蒼君等でドラマになっていました。原作の良い部分はそのままにしながらも映像の美というものでプラスアルファで素晴らしく、再読。 古臭さはないけどどこかノスタルジックな気持ちにさせられる、そんな作品でした。2016/05/19

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