• ポイントキャンペーン

名画の中の料理

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784767824031
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0071

出版社内容情報

美術×料理!巨匠が愛したレシピを再現!!
巨匠たちは何を食べ、何に魅せられ、何を描いてきたのか――。セザンヌのマッシュルームオムレツやヘンリー・ムーアのラムシチューなど、巨匠たちの作品や日記、手紙から再現された数々のレシピ。ヘミングウェイがカキ料理を愛でた『移動祝祭日』の一節や、クリムトの『鶏のいる庭の小道』など、食にまつわる作品も多数掲載。食を軸にした、現代芸術の新しい見方。

内容説明

ピカソのスパニッシュ・オムレツ、アレン・ギンズバーグのボルシチ、セザンヌの焼きトマト…。巨匠たちの作品や日記、手紙から再現されたレシピの数々を、食にまつわる詩や文章を交えてつづった、香り高きエッセイ。文学、美術、料理のジャンルを横断する、味覚と芸術のマリアージュ!

目次

第1章 前菜
第2章 スープ
第3章 卵
第4章 魚
第5章 肉
第6章 野菜
第7章 つけ合わせ
第8章 パンとチーズ
第9章 果物
第10章 デザート
第11章 飲み物

著者等紹介

カウズ,メアリー・アン[カウズ,メアリーアン] [Caws,Mary Ann]
英文学、仏文学、比較文学の特別教授。ニューヨーク市立大学大学院センターで教鞭を執る一方、芸術や文学に関する多くの本を執筆している

富原まさ江[トミハラマサエ]
出版翻訳者。『目覚めの季節~エイミーとイザベル』(DHC)でデビュー。小説・エッセイ・映画・音楽関連など幅広いジャンルの翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

98
以前、父にお勧めされた本。芸術は食をモチーフにしていることが多いのは、確かに盲点だった。この本は芸術と響きあう食のイメージを取り上げています。レシピは『巴里の下でオムレツの匂いが流れる』みたいですが、読んで調理方法やその過程で生じる五感は鮮烈に想起されないのが残念。レシピは「作りたい」と思うものと「この食材、何?他のものと代用したくても見当がつかない・・・」と戸惑うもので半々。真逆、パブロ・ネルーダが登場しているとは。しかし、外国の人は健啖家でお客様や家族を大勢、饗す人が多いのでしょう。結構な量を使うね。2018/10/31

seacalf

44
名画に描かれた料理を紹介して様々な蘊蓄や四方山話が展開されるのかと思いきや、その期待は見事に外れた。ピカソ、ゴッホ、ダリ、セザンヌら有名画家達が好んだ様々な料理のレシピの紹介や散文や詩に登場する料理・食材の引用、またあらゆる料理を取り上げた絵画や写真・・・統一性がない『ごった煮』のような内容。それはそれで肩がこらない見せ方で楽しくページをめくることができる。個人的には大好きな『卵』の章があり、十分堪能出来たのが嬉しかった。随所で引用されるモニカ・トゥルンの『ブック・オブ・ソルト』が無性に読みたくなること。2018/06/26

ユウユウ

32
なんだかわからない食材もあり、レシピ通りの絵や写真が載っているわけではないので、想像を膨らませるしかなく、訳書なのでやや読みにくさはあり、でもパラパラっと見て、目に止まる絵や詩を味わっていくうちに、お腹が空いてきます。妙にオムレツ食べたくなりました。2018/12/26

アキ

24
食べ物と絵は相性がいい!さすが安定のX-knowledge、写真の質と色彩の選択がセンスいいっす!前菜→スープ卵→魚→肉→野菜・つけ合わせ→デザート→飲み物の項に分かれていて、それぞれ右側に小説の一文とレシピが、左側に絵が載っている。どの絵もおいしそう!絵を味わうことが、見ることだけでなく、文章でレシピでも想像の舌で味わえるなんてとても贅沢。J・J・ルコント・デュ・タイ「白人奴隷」のアンニュイな裸の女性の後ろ姿の脇の食べかけのグリーンライスがとても気に入った。明日美術展でこのテーマで絵を見に行ってこよう。2018/05/05

くさてる

23
題名通り、過去の名画に描かれた料理の解説本かと思いきや、もっと広い内容だった。前菜からデザートに至るまで、さまざまな食材を紹介するのは、ヨーロッパの詩、文学、絵画から抜粋された格調高い言葉たち。レシピまで掲載されているけれど、それも文学者によるもので、実用的ではあるけれど、読み物としてもなんだか面白かったです。ぱらぱらとページをめくり、目に留まったものから読んでいくようなアンソロジーとしても楽しめるような本でした。2018/03/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12714460
  • ご注意事項

最近チェックした商品