出版社内容情報
ドイツのシェフナイフ、中国の菜刀、日本の出刃など、世界中のありとあらゆる包丁を、美しい写真と豊富なテキストで紹介!包丁はもちろん、包丁周りで使うまな板やナイフを包むアクセサリーなども多数紹介しています。また、包丁を造る過程はマンガも交えてわかりやすく解説。包丁に使われている素材から構造、持ち方、切り方、研ぎ方なども詳細に解説されている、究極の包丁本です!
目次
包丁/ナイフの構造
持ち方
切り方
素材
包丁/ナイフをつくる
包丁/ナイフメーカー
さまざまな包丁/ナイフ
西洋の包丁/ナイフ
中国の包丁/ナイフ
和包丁
業務用の包丁/ナイフ
特殊な包丁/ナイフ
研ぐ
包丁/ナイフアクセサリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
49
なんて奥深い包丁の世界!著者は外国人の方ですが、日本の包丁も詳しく載っていて(しかも翻訳が何だか面白い!笑)リスペクトも感じます^^包丁ってその国の歴史や文化を表していて、こんなに面白いんですね〜。日本人の方が描かれた、日本の包丁職人をモデルにした漫画も載っています。翻訳本だから左から読むので新鮮!笑 包丁の構造など、ものすごく包丁に詳しくなれる本でした。2018/07/08
たまきら
27
イギリス人によるナイフ図鑑です。撮影した人が漢字わからないんだろうなあ…というほほえましい漢字さかさま表示。日本人ですからついつい日本の包丁に注目しがちですが、面白いなあ…世界中のナイフ…フランスの包丁にうっとりしました。牡蠣のナイフは一本買っておこうかなあ。手袋はいらないけど!日本職人のマンガも素敵です。柳葉と西洋のフィレナイフの差は知らなかったな、一度使ってみたいな…。2022/02/02
橘
11
包丁の図鑑と銘打っているが、学者が系統立てて著したものではない。それ以上だ!著者の美意識とその理解者が創り出す、一本ごとに捧げられた写真と文章の見事な芸術性。そして嫌味なく語られる蘊蓄…と、マンガ!?2018/08/26
タカラ~ム
10
料理に包丁はつきもの。とはいえ、世界を見回すと包丁あるいはナイフにこんなに種類があり、様々な用途で使い分けられているのだと知って驚いた。包丁の種類の解説だけではなく、握り方や切り方の分類と解説、包丁ができあがるまでの作業工程など情報量も豊富。大阪・堺の町工場を舞台にした「SHOKUNIN! 包丁をつくる男たち」というマンガも収録されています。2018/04/03
遠い日
8
見たこともない、考えたこともないような用途に使われる不思議な形の包丁、ナイフたちに目を見張りながら読む。わたしは、道具の、そのヘビーデューティーな美に魅了される。そして、包丁は人々の舌を満足させるに足る美味を創り出す道具。つまり、使うため、使われるために存在するところに魅力を感じるのだ。2017/07/28