内容説明
本書は、原子中に閉じ込められた膨大なエネルギーの発見から日本への初の爆弾投下まで、どのようにしてこの爆弾が開発されたかを、人類、政治、そして科学の細部にわたり語ってくれる。学術的な世界の研究所や教室で核エネルギーについての理論的な議論が交わされてから、最初の原爆実験、トリニティの閃光が光るまで、わずか四半世紀しかかかっていないのだ。初めは単に物理学の興味ある理論上の問題にすぎなかったものが、驚くべき速さでマンハッタン計画へと発展し、爆弾となった。
目次
第2部 特別統治権(新しい世界;物理学と荒野の地;別々の獣;黙示録;この時代の災い)
第3部 生と死(トリニティ;焔の舌)