出版社内容情報
▼フェミニズム理論の古典、待望の邦訳。
▼ラディカル・フェミニズムの理論的緊張、レズビアン・フェミニズムの存在論的批判、そして分析哲学の精密な概念操作が衝突する名著。
なぜ私たちは、差別や抑圧に満ちた社会を「当たり前の現実」として経験してしまうのか。
本書は、分析哲学の手法を用いてフェミニズム理論を刷新した哲学者マリリン・フライの代表作である。ラディカル・フェミニズムとレズビアン・フェミニズムの観点から、有名な「鳥かご」の比喩をはじめ、女性蔑視、異性愛規範、同性愛嫌悪の構造を鋭く分析し、抑圧を個人の偏見ではなく社会的・制度的な関係の総体として捉え直す。概念分析、認識論、言語哲学、社会哲学を横断しながら、「現実」がいかに政治的に構成されるのかを問いかける、フェミニスト哲学の古典。
【目次】
まえがき
はじめに
第一章 抑圧
第二章 性差別
第三章 名前のない問題
第四章 危害の中に、危害の外に──我が物顔と愛
第五章 怒りについての覚書き
第六章 分離主義と権力についての省察
第七章 白人であることについて
──人種と人種至上主義のフェミニズム的理解へ向けて
第八章 レズビアン・フェミニズムとゲイの権利運動
──男性至上主義に関するもう一つの見方と、もう一つの分離主義
第九章 いることと見られること──現実の政治学
訳者あとがき
内容説明
フェミニズムを、思考の最前線に引き戻す。ラディカル・フェミニズムの理論的緊張、レズビアン・フェミニズムの存在論的批判、そして分析哲学の精密な概念操作が衝突する記念碑的著作、ついに刊行。
目次
第一章 抑圧
第二章 性差別
第三章 名前のない問題
第四章 危害の中に、危害の外に―我が物顔と愛
第五章 怒りについての覚書き
第六章 分離主義と権力についての省察
第七章 白人であることについて―人種と人種至上主義のフェミニズム的理解へ向けて
第八章 レズビアン・フェミニズムとゲイの権利運動―男性至上主義に関するもう一つの見方と、もう一つの分離主義
第九章 いることと見られること―現実の政治学
著者等紹介
フライ,マリリン[フライ,マリリン] [Frye,Marilyn]
1941年生まれ。アメリカのフェミニズム哲学者。スタンフォード大学、コーネル大学で学位を取得したのち、ピッツバーグ大学やミシガン州立大学で教鞭をとる。女性抑圧の構造を哲学的に分析したことで知られる。その理論は現代フェミニズム思想に大きな影響を与えた。2001年、女性哲学者協会より卓越女性哲学者賞を受賞
井上太一[イノウエタイチ]
翻訳家・執筆家。批判的動物研究、ポストヒューマニズム、フェミニズムなどを横断する学際探究に従事。2026年、独立研究プラットフォーム《交界の羅針盤―Pyxis Limethica》を創設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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