出版社内容情報
・デジタルプラットフォームvs. 国家。巨獣の争いはどちらに軍配が上がるのか?
・ネットワーク空間における新たな秩序の形成を目指す研究プロジェクトの集大成。
・第3巻ではデモクラシーの近未来についての問題提起とあり得る方向性を扱う。
国家に比肩しうる影響力をもちはじめたデジタルプラットフォーム。その積極的側面を最大化し、消極的側面を最小化するためにはどのような秩序形成が必要なのか。デモクラシーの基本情報である人口動態が近未来にどうなるのか、どうあるべきなのか、民主政にいかなる影響を及ぼすのかを探り、デモクラシーの近未来についての問題提起とあり得る方向性を総覧する第3巻。
目次
提言
第1章 嘘、陰謀、フェイク(嘘と民主主義―ポスト・トゥルースとデモクラシーの近未来;生成民主政;言論空間におけるフェイクのゆくえ)
第2章 アルゴリズムの支配(アルゴリズムによる統治は可能か;アルゴクラシーの「可能性」;行政立憲主義とデモクラシーの関係についてのスケッチ)
第3章 デモグラフィとデモクラシー(議会における多様性・衡平・包摂の推進;デモクラシーと世襲政治家―その構造と功罪を考える;「シルバーデモクラシー」の虚実)
第4章 「熟議」「政党」「市民運動」はどこに行くのか(抽選制の未来;政党の黄昏と政党論の夜明け;身体と民主政―その未来;2040年の国民投票―成功しているアイルランドの国民投票プロセスが直面する将来の課題;憲法改正国民投票における「熟議」―デイビッド・ケニー教授の議論を受けて)
著者等紹介
駒村圭吾[コマムラケイゴ]
慶應義塾大学法学部教授。専攻:憲法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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