出版社内容情報
舞台の景色を描いてその意味を検証する
歌舞伎の世界に現代にも通じる「人間」を発見し、先人からの型を身体化すると同時に、現代的な意味を付与した吉右衛門。近代から現代へと歌舞伎の歴史的な転換を体現したその芸を後世に伝える。
内容説明
歌舞伎の世界に現代にも通じる「人間」を発見し、先人からの型を身体化すると同時に、現代的な意味を付与した吉右衛門。近代から現代へと歌舞伎の歴史的な転換を体現した。細部にこそ神が宿る吉右衛門の舞台の景色を描いて、その芸を後世に伝える。
目次
吉右衛門の死
1 荒事の美しさ
2 歴史の谷間に
3 復活狂言三種
4 実事を生きて
5 世話物の人情
6 南北三悪人
7 江戸の街角で
8 人生の終わりに
著者等紹介
渡辺保[ワタナベタモツ]
1936年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、東宝入社。1965年、『歌舞伎に女優を』で評論デビュー。企画室長を経て、東宝退社。淑徳大学、放送大学など、多数の大学で教鞭をとる。演劇評論家。芸術院会員。受勲には、2000年11月紫綬褒章、2009年11月旭日小綬章、2017年12月日本芸術院賞・恩賜賞がある。主な著書に『女形の運命』(紀伊國屋書店、1974、芸術選奨新人賞)、『忠臣蔵もう一つの歴史感覚』(白水社、1981、平林たい子賞、河竹賞)、『娘道成寺』(駸々堂、1986、読売文学賞)、『昭和の名人豊竹山城抄碌』 (新潮社、1993、吉田秀和賞)、『四代目市川団十郎』 (筑摩書房、1994、芸術選奨文部大臣賞)、『黙阿弥の明治維新』(新潮社、1997、読売文学賞)、『明治演劇史』(講談社、2012、河竹賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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