「移民国家ドイツ」の難民庇護政策

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「移民国家ドイツ」の難民庇護政策

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  • サイズ A5判/ページ数 249p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766421668
  • NDC分類 369.38
  • Cコード C3036

内容説明

移民政策が生み出す新たな「包摂と排除」。国家・市民社会・EUの三者間にある協調と対立に焦点を当て、移民政策・難民庇護の変化と内実を実証的に描き出す意欲作。

目次

第1部 脱国家化・超国家化と再国家化の間で揺れ動く西欧諸国の移民政策(人の移動と国民国家の境界;超国家化と再国家化の中での西欧諸国の移民政策)
第2部 「非移民国家」ドイツにおける難民庇護政策と教会アジール(「非移民国家」における難民庇護と制限の論理;国家のアジールと教会のアジール;「監獄」に閉じ込められる難民―脱国家・超国境の研究アプローチの再考;難民庇護の可視化と保護制度の「民主化」)
第3部 移民国家ドイツにおける難民庇護(選別的な移民の受け入れと統合政策の構築;「ヨーロッパの境界」にもとづく移民受け入れと排除の論理;ドイツへの残留と出身国送還の狭間におかれる難民;脱国家化・超国家化と再国家化の間で揺れ動く難民庇護)

著者等紹介

昔農英明[セキノウヒデアキ]
1980年北海道生まれ。2011年慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は国際社会学。日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て、一橋大学などで非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

移民国家としての歩を進めることで、ドイツの移民政策・難民保護はどのように変化していったのか?新たな包摂と排除を論ずる。

ドイツにおける難民政策の変遷を分析。

移民国家としての歩を進めることで、ドイツの移民政策・難民保護はどのように変化していったのか? 市民社会の庇護、国家レベルの政策、EUレベルの共通移民政策を検討することで明らかにするとともに、移民の権利保護が拡大する一方で、強化された難民・非正規移民の管理・取り締まりの実態から、新たな包摂と排除を論ずる。

はじめに

 第?T部 脱国家化・超国家化と再国家化の間で揺れ動く西欧諸国の移民
     政策
<b>第1章 人の移動と国民国家の境界</b>
 1 人権保護体制の確立と国家主権の衰退?
 2 研究方法と調査の概要
 3 移民国家と「非移民国家」 ―― 分析概念の整理
 4 ドイツ移民研究への2つの研究アプローチ

<b>第2章 超国家化と再国家化の中での西欧諸国の移民政策</b>
 1 はじめに
 2 移民政策の意図せざる帰結と移民への権利付与
 3 西欧諸国における移民政策の再編
 4 移民政策における超国家化と再国家化
 5 おわりに ―― 西欧諸国の移民政策にみられるジレンマ

 第?U部 「非移民国家」ドイツにおける難民庇護政策と教会アジール
<b>第3章 「非移民国家」における難民庇護と制限の論理</b>
 1 はじめに ―― 冷戦期における「寛大な」難民庇護
 2 「経済難民」の増加と「庇護の濫用」
 3 「非移民国家」における難民受け入れ制限
 4 基本法庇護権規定改正の妥協の成立
 5 おわりに

<b>第4章 国家のアジールと教会のアジール</b>
 1 はじめに
 2 アジール概念の歴史的な変遷
 3 現代における教会アジールのアウトライン
 4 教会アジールをめぐる国家と市民社会の対立・論争の構図
 5 おわりに

<b>第5章 「監獄」に閉じ込められる難民</b>
     <b>―― 脱国家・超国境の研究アプローチの再考</b>
 1 はじめに
 2 教会アジールと市民社会
 3 「親しい間柄における監獄」
 4 再国家化と超国境の不自由な移動の促進
 5 おわりに

<b>第6章 難民庇護の可視化と保護制度の「民主化」</b>
 1 はじめに
 2 教区市民の教会アジール実施の動機
 3 国境管理領域の「民主化」へ
 4 対抗的公共圏としての教会アジールと国家の論理
 5 おわりに

 第?V部 移民国家ドイツにおける難民庇護
<b>第7章 選別的な移民の受け入れと統合政策の構築</b>
 1 はじめに
 2 選別的な移民受け入れ
 3 「世界に開かれた寛容な社会」という論理
 4 おわりに

<b>第8章 「ヨーロッパの境界」にもとづく移民受け入れと排除の論理</b>
 1 はじめに
 2 「望ましい移民」の受け入れ拡大
 3 EUにおける国家横断的な難民・非正規移民の管理・取り締まり政策
   ―― 難民・非正規移民像のステレオタイプの強化
 4 普遍主義をよそおった人種差別
 5 おわりに

<b>第9章 ドイツへの残留と出身国送還の狭間におかれる難民</b>
 1 はじめに
 2 事実上の難民に対する救済策
 3 自己統治能力を求められる難民
 4 超国家化と再国家化の中での教会アジール
 5 おわりに

<b>第10章 脱国家化・超国家化と再国家化の間で揺れ動く難民庇護</b>
 1 はじめに
 2 脱国家化・超国家化と再国家化の中での難民庇護
 3 難民の主体性の確立に向けて


あとがき
資料ならびに参考文献一覧
索 引

【著者紹介】
昔農 英明
1980年北海道生まれ。2011年慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は国際社会学。日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て、現在、一橋大学などで非常勤講師。
主要業績として「セキュリティ対策としての移民統合 ―― 2000年代におけるドイツの事例」『社会学評論』65(1)、2014年など。