南極条約体制と国際法―領土、資源、環境をめぐる利害の調整

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南極条約体制と国際法―領土、資源、環境をめぐる利害の調整

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  • サイズ A5判/ページ数 473p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766408218
  • NDC分類 329.24
  • Cコード C3032

内容説明

我が国初の総合的な南極条約研究書。島などの帰属を含む領土問題に関する国際法の現状、海洋環境・生態系の保護と新しい海洋法との関連、南極条約体制の第三者に対する効力の問題など国際法上の最新のトピックも詳述。

目次

第1部 南極条約成立までの歴史と法的状況(南極条約成立以前の状況;南極条約の成立)
第2部 南極条約の基本原則とその機構(南極条約の基本原則;領土権又は紛争の「凍結」の原則;南極の「平和的利用」の原則 ほか)
第3部 南極条約体制の発展(南極の動物相及び植物相の保存のための合意された措置;南極あざらしの保存に関する条約;南極の海洋生物資源の保存に関する条約 ほか)
第4部 南極条約体制の当面する課題(南極とそのさらなる国際化;南極条約体制の第三者に対する効力)

著者等紹介

池島大策[イケシマタイサク]
法学博士(慶応義塾大学)、D.E.S.en Relation Internationales(IUHEI/GHS)。ハーグ国際法アカデミーやジュネーブ大学に留学。ケンブリッジ大学国際法研究所及び同スコット極地研究所訪問研究員、慶応義塾大学総合政策部助手、外務省「大陸棚画定研究会」調査委員などを歴任。2000年4月より、同志社女子大学現代社会学部助教授。専門は国際法(慣習法、領城取得、海洋法、環境法など)。主な業績に共著『国際関係法辞典』(三省堂、1995年)など
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感想・レビュー

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ゆうき

0
本書を読むと、一般に人類の共同遺産や環境保護だとかで捉えられがちな南極地域だが、南極条約体制の固有性を深掘りせずして南極地域を理解することは決して出来ないことが伺えた。深く言及すると相方に怒られそうだが、扉が閉ざされたまま開催された会議と比喩される本会議を模擬することは実に面白い試みだと断言できる。夏が楽しみでしょうがない。2019/02/08

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