新人物文庫<br> 沈黙の提督 井上成美 真実を語る

電子版価格
¥733
  • 電子版あり

新人物文庫
沈黙の提督 井上成美 真実を語る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784404037183
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0121

内容説明

終戦後二十五年、公式の発言をひかえ、ひたすら沈黙を守った最後の海軍大将・井上成美。軍務局長、航空本部長、艦隊司令長官、海軍兵学校長、終戦内閣の海軍次官を務めるほか、海軍切っての知性派として知られ、日米開戦の回避と早期終戦に尽力した。清貧の暮らしを送る提督が、初めて沈黙をやぶり筆者と対談した貴重な証言を収録。海軍報道班員として戦地へ赴いた体験を軸に、陸海軍双方の内部事情に通じていた筆者ならではの興味深い証言とエピソードを織り込んで、太平洋戦争の実相に迫る。

目次

特別対談 沈黙の提督 真実を語る(井上成美(元海軍大将)
聞き手・新名丈夫)
書かれざる太平洋戦史(痛恨の真珠湾攻撃;米国の戦略に乗った日本;海軍参戦の真相;ミッドウェー海戦;勝機を逸したガ島の戦い;餓死の退却;陸海軍相討つ;竹槍事件;神風特別攻撃隊;潜水艦隊還らず;悲劇!海軍航空部隊;沖縄戦と陸海軍の対立;終戦の真相)

著者等紹介

新名丈夫[シンミョウタケオ]
明治39年(1906)、高松市に生まれる。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、毎日新聞社入社。大阪社会部、東京政治部などに勤務。昭和19年2月、東条内閣の戦争強行に対して、「竹槍では間に合わぬ」という記事を書き、二等兵として懲罰召集を受けたが、危うく難をのがれる。昭和36年以降文筆生活に入り、政治・軍事・科学・歴史にわたって評論を書く。昭和56年(1981)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とくま

2
×P88中断。写真に迫力。2016/08/13

アンゴ

2
タイトルにつられて手にしたが、昭和45年歴史読本掲載の記事を再編した羊頭狗肉。この出版社、編集者の責任であり、著者の新名記者も井上提督も気の毒。毎日新聞の海軍従軍記者であった著者が当事者である「竹槍事件」は興味深いが、その他の太平洋戦争の考察は、海軍勧善、陸軍悪を基本に「たら、れば」で結果を知って後から一方的に非難する論調で、では当時戦争をあおっていた毎日新聞は何をしていたと、つい言いたくなる。冷静かつ客観的に歴史を視る姿勢は、半世紀以上、数世代を経ないと手に入れられないと言うことか。2012/09/30

まいみ

1
再読。新名丈夫の著作権継承者が不明なのにも関わらず発行してしまった新人物往来社の著作権法に対する認識の浅さに失望を覚える。 井上大将のインタビューは大変貴重なものと思うし、自分もそれが読みたくて購入したのだが、このタイトルの付け方にも疑問を感じた。全体の内容はタイトルを含めて期待外れ。2015/09/03

dongame6

1
いくらなんでもこのタイトルは酷い。詐欺じゃねえか。1970年に新名丈夫が井上成美に行ったインタビュー20Pと、それとは全然関係無い新名丈夫の雑誌連載「書かれざる太平洋戦争史」240Pを合体させて「沈黙の提督井上成美 真実を語る」という一冊の本にしたようだ。既に亡くなっている新名丈夫の著作権継承者が明らかでない、という文章から出版社が勝手にこの本をでっちあげた事が伺える。新人物往来社にはあきれ果てた。井上成美のインタビュー20Pに大変な価値があることは分るが、それを刷りたいがためこれをするのは許されぬだろ2012/03/14

双海(ふたみ)

0
中学か高校のころに読みました。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/273492
  • ご注意事項

最近チェックした商品