北海道の商人大名―お殿さまは「経営者」松前藩の江戸時代

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766212358
  • NDC分類 211
  • Cコード C0021

内容説明

米がとれないから石高「無高」の「賓客」島主。米は他藩からの輸入品で、藩営は商いの「あがり」次第!蝦夷・松前氏―。この最果ての地の大名を知らずして、江戸時代を語るなかれ。

目次

第1章 商人大名の誕生(情報が武器;蝦夷の系譜)
第2章 唯一、「商売」で成り立つ藩(京文化栄える日本最北の城下町;呪われた?松前氏の暗黒時代;江戸から来たお殿様;商いをめぐる藩と商人の攻防)
第3章 新しい出発(天下を夢見たご隠居;内地の藩;再びの蝦夷地で;幼い殿様)
第4章 激動の時代(三万石の大名;新しい時代)

著者等紹介

山下昌也[ヤマシタマサヤ]
高知県生まれ。中央大学商学部卒。文献・史料を渉猟し、歴史に埋もれた人物・逸話を蒐集、歴史読み物から小説まで多くの著作を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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べあべあ

2
米基盤ではなく交易で成り立つユニークな松前藩の歴史。国替えで商業地を失った時期がるとは知りませんでした。幼君が続いて外戚が権力を持ったり、頭は切れるが倫理観ない殿様が問題起こしたりと、どこの藩でもありがちなことが北の国でも起こってたんですね。2022/08/22

ウッチー(ダッシュプラス)

0
北海道唯一の大名、松前氏を紹介した歴史読本。兎に角、せこくてズルくてなんか間が抜けている。読めば読むほどドラえもんのスネ夫のような立ち位置に見えてくる大名家。ですがアイヌの蜂起、厳しい自然、自家の商場権益を狙う他藩、そしてロシア…多くの難題が北の小藩を襲います。しかしそんな苦難を乗り越えながら北前船やアイヌとの交易で北の最果てでありながらまるで都のような反映を築く商人武士達。そして調子にのりすぎてまたアイヌをキレさせる。そんな、俗っぽい武士達の悲喜こもごもの江戸時代を楽しく知れる一冊です。

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