内容説明
御触書から見えてくるしたたかな江戸庶民のパワー。
目次
第1章 「自由」と「不自由」の終わりなき戦い―カタブツ幕府が躍起になった庶民の風俗・生活統制
第2章 治安管理にお上は大わらわ―御触書に見る軽犯罪から珍事件、凶悪犯罪まで
第3章 災害はいつの世も一大事―緊急事態!御触書が問う、時の幕府の真価
第4章 お上は「庶民思い」か「庶民泣かせ」か―御触書に表れる幕府の温情、非情、エゴ、勘違い
第5章 江戸時代の旅は楽じゃない―まるで海外旅行!御触書が語る七面倒な旅事情
番外編 庶民にはわからない武士の世界―『武家諸法度』だけでない、御触書に見る武士の掟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
45
徳川幕府は今の政府よりも、余程庶民に愛があったなあ、と感じさせる一冊。「密告奨励 放火魔情報には銀子三十枚」「災害続きの昨今 米や味噌を買い占めるな」「ニセ薬造りは厳しく取り締まる」などなど、現代でも頷けるもの多数。中には「赤ん坊をおろすべからず」など、米共和党よりな御触書も。当時の風俗や事情が垣間見れる一冊です。2012/05/24
(・∀・)
1
贅沢すんなとか規則を守れない奴を教えろとかなんだかおバカ中学の校則みたいで面白かった。世界的に見たらマメなほうなのだろうか?サラッと読めたけど、途中で飽きた。2014/10/25