出版社内容情報
《内容》 一般健康診断を科学的に分析すること,そしてその問題点を指摘し,さらに改善へ向けて何が求められているのかを柔軟に提言すること――その基本姿勢を貫いて,初版発行より3年半。待望の改訂版の登場。視力・聴力検査,そして現在注目される女性検診を新たに加え,項目の充実を図るとともに,EBMのエビデンスの考え方をより厳密に,各検査の評価もより系統的に刷新。
《目次》
第I部 健康診断とその評価法
1 健康診断の有効性と有用性
2 スクリーニング
3 メタ・アナリシス
4 医療経済評価
第II部 職域における健康診断項目の検討
1 自覚症状とうつの検査
2 身体測定
3 視力検査
4 聴力検査
5 胸部X線・喀痰検査
6 血圧測定
7 尿検査
8 貧血検査
9 肝機能検査
10 血中脂質検査
11 血糖検査,ヘモグロビンA1c
12 心電図検査
13 腎機能検査(クレアチニン)
14 女性の健康診断
第III部 健康診断の歴史と今後の方向性
1 わが国の健康診断の歴史
2 これからの職域健康管理活動
索引
内容説明
本書は、わが国の健康診断制度の中でも、体系的に実施され、かつ受診率も高い職域健康診断について、Evidence Based Medicineの立場から、原理的な有効性と健診実施環境下での効果の両側面から検証が行われている。その内容は、4部構成で、健診とその評価法からはじまり、職域における健診項目の検討、社会の中での健診の意義と国際比較、健診とこれからの職域健康管理活動について実証的な検討を行っている。
目次
第1部 健康診断とその評価法(健康診断の有効性と有用性;スクリーニング;メタ・アナリシス;医療経済評価)
第2部 職域における健康診断項目の検討(自覚症状とうつの検査;身体測定;視力検査;聴力検査 ほか)
第3部 健康診断の歴史と今後の方向性(わが国の健康診断の歴史;これからの職域健康管理活動)
著者等紹介
矢野栄二[ヤノエイジ]
帝京大学教授
小林廉毅[コバヤシヤスキ]
東京大学大学院教授
山岡和枝[ヤマオカカズエ]
国立保健医療科学院室長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。