内容説明
おいしいものは美しい。日本の「お料理する」「食べる」を知る、32の話。
目次
季節を感じること、信じること
食の場の区別
台所のお布巾
計量とレシピと感性と
お料理をする箸
まな板
玉じゃくし
味をみること・味見皿
パイ缶/保存容器雑味のない味にするために
火の通り加減をみる串〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
33
「方法(調理)」のことばかり考え、「素材(食べ物)」のことを忘れているというくだりに膝を打った。 まずは、いいものを選ぶ、そしてそれを美味しい感じられる感覚を養うことだが、時、既に遅しな気もする。2019/12/11
けんとまん1007
31
土井先生の声が聴こえてくるような1冊。単なる料理に関する本という領域を超えていると思う。日本の伝統、文化だけなく、生き方にも通じるものがある。改めて、食べるということ、食材というもの、器というものに眼を向けなおしたい。少なくとも、野菜は自家菜園で作っているので、旬ということは、その通りだと思う。2018/01/20
ロア
26
そうそう!そうなんだよ!生魚を切れば刺身なるってものじゃないんだよね。厚さ、大きさ、切り口の美しさ…それは、「包丁する」という調理法だったのか(*´Д`*)それと、炊きたてご飯をおひつに移すと美味しくなる!って私もそれ思ってたー。私の気のせいじゃ無かったのね(*>ω<*)日常のご飯やおかずも、作り手の心配りや工夫でもっともっと美味しくなる。土井先生が日々積み重ねてきた料理に対する美意識や愛情が、ぎゅっと詰まった一冊でした(*´∀`*)2017/07/29
ひろさん
19
表紙のカラフルさに興味を惹かれて読みました。道具の片付け方やおひつの効能など分かり易く書かれています。家庭料理の心得として、レシピ以外の器や道具の事がたくさん書かれています。ちなみに表紙の色それぞれ空・緑・土・水・火を表現されているそうで、デザイナーさんとの会話から生み出されたそうです。我が家では玉じゃくしを「かながい」と呼ぶ事があるのですが、「聞いたこと無いよ?」と言われることの多い中、「プロの料理人が『金がい』と呼ぶ玉じゃくしもある」と書かれていて、おー!と一人感動しています。2018/03/10
あまね
17
心のこもった文章に、結局、最後まで途切れることなく読み終えてしまいました。土井先生の料理人としての、また家庭料理のプロとしての清々しい心構えに身が引き締まります。ごはんまわりのことのアレコレ、とても勉強になりました。2018/04/15
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